
潜在的リスク(未発生の炎上リスク)の可視化について
接客・対応2026年7月27日 公開

潜在的な炎上リスクをどのように可視化し、顧客に納得感を持ってもらっていますか。
営業の現場で、まだ炎上を経験したことがない顧客に「潜在的なリスク」を理解してもらうのは簡単ではないと感じています。多くの場合「うちは今まで大丈夫だったから」という空気感があると思いますが、こうした相手に対して、まだ起きていない危機をどのように可視化して伝えていますか。
ご質問いただきありがとうございます。
顧客に「まだ起きていない炎上」を自分事として捉えていただくには、単なる一般論ではなく、顧客自身の足元にある「火種」を見える化することが欠かせません。
まず私たちがよく行うのが、一見平穏に見えるSNS上の声を深掘りし、表沙汰になっていない不満や違和感を集計してお見せすることです。
「炎上していない」というのは、必ずしも「満足されている」ことを意味しません。SNSの隅々に溜まっている小さな不満をデータとしてお示しし、「今はたまたま拡散のきっかけがないだけで、これだけのエネルギーが蓄積されていますよ」とお伝えすると、多くのお客様がハッとされます。
また、体制面の「死角」についても、かなり踏み込んだ話をします。例えば、「金曜日の深夜2時に不適切な投稿が拡散し始めたとして、土曜日の朝までにそれを検知し、誰が判断を下すか決まっていますか?」といった、具体的な時間軸での問いかけです。
人力の監視や、担当者の善意に頼った今の体制では、SNSのスピード感に到底追いつけないという現実を、具体的なシミュレーションを通じて突きつけます。
さらに、同業他社で起きた事例を出す際も、単なるニュースの紹介で終わらせないようにしています。「この事件がなぜここまで大きくなったのか。それは初動の〇〇分を逃したからです」という因果関係を、シエンプレが持つ過去の膨大なデータをもとに解説します。
潜在的なリスクの可視化とは、「今の平和が、周到な準備によるものか、それとも単なる運によるものか」を直視していただくプロセスだと思っています。
顧客のビジネスモデルに潜む固有の弱点をプロの視点で指摘し、「運」を「仕組み」に変える必要性を感じていただけるよう心がけています。