サカイキャニング株式会社
・清涼飲料水製造業 ・乳製品製造業 ・かん詰め又はビン詰め食品製造業 ・菓子製造業 ・酒類製造業
和歌山県橋本市高野口町小田530

サカイキャニング株式会社は、大手メーカーやプライベートブランドの製品開発・製造を手がける老舗の清涼飲料メーカーです。
国内有数の受託製造会社としての評価を支えているのは、飲料製造のプロ集団としての強固なチームワークと熟練の技術、そして社会に貢献している仕事に誇りを持つ社員たちの存在です。
今回は、そんなサカイキャニングの生産現場を統率する柳谷様にお話を伺いました。
現場の実情や厳しさ、それを乗り越えた先にある働きがいを語っていただきます。
2001年に入社し、調合工程という作業を18年間担当しました。
その後は工場全体の設備のメンテナンスを7年間ほど経験し、職長を経た2025年9月から生産課の課長を務めています。
課長としての役割は、現在35名のメンバーと生産ラインの管理です。
現場経験も活かしながら、工場の稼働率向上とメンバーの育成に力を入れています。
2025年度に78%以上という目標を設定し、2026年度も継続します。
本来なら100%の達成がベストですが、生産ラインには予期せぬトラブルも付きものです。
とはいえ、生産ラインが止まれば稼働率だけでなく、生産数量にも影響が及んでしまいます。
そのような事態を最大限に防ぐため、工場全体の環境を改善して目標を達成するべく、みんなが頑張ってくれています。

稼働率の向上を目指して、まず人を育てていくことに力を入れています。
また、現在は1班7〜8名からなる計4班の24時間稼働体制を敷いていますが、今後は班を増やしていきたいと思っています。
そうすれば、もっと効率的に休めるようにもなるのですが、そのためには人員を増やさなければなりません。
課長を任された以上、1人も辞めてほしくはありません。
一緒に働く仲間も増やしたいので、社内の環境をより良くしていきたいと思っています。
4月1日に新卒社員が入社したため、効果的な教育方法を模索しています。
入社1ヶ月の目標設定や、理解しやすい教え方を構築中です。
私は職長になってから教育に携わったため、まだ経験が浅いのが実情です。
しかし入社した以上、安心して続けられる環境を提供したいと考えています。
その一環として、指導する相手に不快感などを与えない言葉遣いにも細心の注意を払うつもりです。
はい。
新人や若手の指導に携わる社員は、外部のセミナーに参加できます。
私も職長だった2025年に受講しました。
生産現場の仕事は、同じ作業の繰り返しです。
作業に慣れてきて油断をすると、異物混入や印字ミスなどを招きやすくなります。
そのような事態が起これば、大量の廃棄ロスが発生します。
結果として、クライアントからの信用を失いかねません。
生産現場ではラインの速度に合わせ、社内で決めたルールや手順があります。
日々やり遂げるには精神的なタフさが求められます。
作業のリズムに体が慣れるまでは、体力的にきつい期間もあります。
また、生産工程でトラブルが起きた際は、迅速に原因を特定する力が求められます。
安全を確保しながら復旧させなければならないプレッシャーもあります。
機械の異音に気づけるほど経験を積むには、個人の努力の積み重ねが不可欠です。
加えて、夏場の工場内は暑く、冬場は寒いのが実情です。
常に稼働し続ける機械の音に慣れるまで、環境面の厳しさが立ちはだかることは否定しません。
熱中症対策として、一人ひとりに食品製造用の空調服を支給しています。
各工程のスペースには冷房が利いている部屋もあり、体調を考慮しながら適宜涼むことができます。
自分が関わった製品が店頭に並び、顧客が手に取る姿を見ると大きな働きがいを感じます。
仕事が誰かの日常を支えていると実感できることこそ、この仕事の醍醐味です。
チーム一丸となり、生産目標を完遂した瞬間の達成感も格別です。
日々の作業の一つひとつにすべて意味があると思えるモノづくりの仕事に、最高の誇りと喜びを感じます。
ただし、働く人たちに最初から完璧さは求めません。
飲料を作る責任の重さを共有し、私もサポート役として一緒に成長したいと考えています。
店頭に製品が並ぶ喜びを原動力にしてきました。
目の前の作業を着実にこなし、品質を守ることが使命だと捉えています。
トラブルの際も仲間を頼り、目標達成に向けて努力を重ねてきました。
お互いに支え合える環境があったからこそ、困難を乗り越えられました。
ありますよ。
自社で生産するプライベートブランド製品は価格が手頃なこともあり、よく購入しています。
今も生産現場に入ることがあるため、小売店で手にした飲料の製造年月日を見て、自分が携わった商品だと嬉しく感じることもあります。

現場の声を聞いて、組織や仕事の仕組みを変えていくことを大切にしています。
トラブルが起きた際も、個人を責めることは絶対にしません。
全員で再発防止策を考え実行する姿勢が、チームの信頼関係を深めることにつながります。
今は月1回、メンバーと面談を行い、業務への意見をヒアリングしています。
洗い出した課題への認識を揃え、みんなで工場全体の改善を図る流れを大切にしたいです。
自社製品への誇りと、仲間と共通する目標を持つことだと思います。
私たちの仕事には、手がけた飲料が店頭に並ぶという目に見える成果があります。
喜びを分かち合い、共通目標に向かって一丸となれる人は、深く根付いて活躍してくれています。
実際に、生産課でも中途採用のメンバーが頑張っています。
社内には同じように活躍する転職組が何名もいます。
一方で、中途退職者の中には、具体的な理由を濁したまま去るケースが見受けられます。
理由は公言しにくいのかもしれませんが、改善すべき点は会社として真摯に見直すべきだと考えます。
そうですね。
大阪で働いていた方が、自宅に近い当社を見つけて転職を決めたという声もよく聞きます。
そのため、自宅から近いので入社したというパターンは多いと感じます。
職場が近いに越したことはありません。
しかし「サカイキャニングで働きたい」という方が増えれば嬉しいですね。
年齢や職位に関係なく、全員が対等に意見を出せるフラットな組織を作りたいです。
稼働率目標への向き合い方も同様です。
「言われたからやる」という受け身の思考ではいけません。
誰もが萎縮せずに発言でき、良い案には全員が同じ方向を向いて動けるチームが理想です。
私はこの会社に25年間勤めてきました。
経験を踏まえ現場の目線を大切にします。
理想の職場環境を実現できるよう頑張っていきます。
目標達成や品質管理の徹底に加え、ときには予期せぬトラブルにも直面します。
精神的にも体力的にも、まさに「踏ん張りどころ」の連続です。
だからこそ、汗を流して作った1本が誰かの喉を潤しているのを見ると、苦労は誇りへと一変します。
形として残り続ける達成感を、ぜひ私たちと一緒に分かち合える日を楽しみにしています。
今回のインタビューを機に、これからサカイキャニングに入ってくれる方が増えたら、本当にありがたいですね。
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