評価基準が不明瞭
年収・給与・評価2024年11月29日 公開
過去は実力による評価ではなく、上司や社長に気に入られることが大事だったという口コミを見ました。現在も上司との関係性で評価が決められるのでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
弊社では「業務の遂行評価」と「行動評価」の2つの観点から評価を行い、それをもとに昇格も決定しています。
評価や昇格は、上司を含む複数名で公正・公平に進めていますので、「上司や社長に気に入られたから評価される」といったことはありませんので、ご安心ください。
2017年には人事制度を新しくし、性別や年齢に関係なく、それぞれの役割をしっかり果たしている社員や、成長や挑戦を続けている社員がきちんと評価される仕組みを導入しました。
仕組みやルールは全社員に公開しており、以下のような運用をしています。
■評価の仕組みについて
評価は「業務遂行評価」と「行動評価」の2つの軸で実施しています。
業務遂行評価では、年間実績や成果をしっかり評価し、それを賞与に反映しています。
一方で、成果には結びつかなかったとしても、何に取り組んだかや努力のプロセスを行動評価で評価し、給与や昇格に反映しています。
■昇格について
昇格は、まず上司からの推薦をベースに進められますが、その後でレポートの提出やプレゼンを実施していただきます。
最終的な判断は執行役員会議で多角的に検討した上で行いますので、「特定の上司だけの評価で決まる」といったことはありません。
■フィードバックについて
毎年、全社員が上司と「目標設定」「中間」「結果振り返り」の最低3回の面談を実施します。
面談では自分の目標を設定してもらい、その進捗や結果について上司と振り返る形を取っています。
このプロセスを通して、「なぜこの評価になったのか」が納得できる運用を大切にしています。
■制度導入後の成果について
このような運用を行った結果、以下のような成果が生まれています。
・昇格のタイミング以外でも適正な昇給が実現
・高い業績を達成した場合の賞与が大幅に増加
・女性管理職の人数がこれまで0人だったのが2024年に4人(※)へ
※厚労省基準ベース
今後も、公平・公正な評価や昇格・昇給の仕組みをさらに充実させながら、社員それぞれが納得感を持って働ける環境を整えていきたいと考えています。