休日出勤について
休日出勤について2024年2月2日 公開
休日出勤が多いという書き込みを見ました。現状はどうなのでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
休日出勤が多いという書き込みをご覧になったとのことですので、現状とそれに対する対応をご説明いたします。
1)弊社における休日出勤の現状
正直に申し上げましてやむを得ず休日出勤が必要となる場合はございます。
建設業は数日で終わる工事から年単位の時間がかかる工事など、規模やかかる工事日数はさまざまです。
その期限のなかで工事を完了させてお客様に引き渡すわけですが、弊社以外にも多くの専門に特化した業者が現場に携わっているため、その業者ごとの工程間の調整や天候など様々な要因によって業務量やスケジュールが変動しやすいという建設業の特性があります。
また現代では24時間、365日のサービスというものが多く当然のようになりました。
お客様のそういったサービス自体を止めることなく(または限りなく短い期間において)改修や修繕を行うこともあることから、やむを得ず休日出勤が必要となる場合が生じることになります。
2)休日出勤の減少、週休2日制を目指す業界全体としての取り組み
2024年4月から建設業においても働き方改革の法規制が施行され、罰則付きの時間外労働の上限が設けられます。
それに向けた業界全体での取り組みが本格的にスタートしたところです。
適正な工期設定や適切な賃金水準の確保、週休2日制の推進等、官民が一体となった取り組みが進められています。
3)休日出勤に対する弊社の制度上の取り組み
これまでも休日出勤をした社員には後日代休を取得していただいておりましたが、2024年4月からは振替休日の制度に改め、より計画的に休日出勤に代わる休暇を取得してもらうようにいたします。
また、振替休日が取得できなかった場合には割増賃金を支給いたします。
また弊社では大型プロジェクトが終了した後には長期の連続した休暇を認めており、リフレッシュしてまた新たな現場に入っていただくという取り組みを行っております。
4)その他、現在推進中の取り組み
現場管理にあたる社員は日中は現場の立ち合いや下請け業者への指示、ゼネコンとの協議などを行い、夕方以降や休日に施工図の作成をするといった現状があります。
そこで、施工図の作成を内勤のスタッフなどに分業し、現場管理の負担軽減を図る取り組みを始めております。
そういったスタッフの中には異業種からの転職でスタートした方もおり、未経験からのチャレンジも積極的に支援し、強力に現場のサポートができるようにしてまいりたいと考えております。
その他にも業務のDX化を進めたり、デジタル人材を育成する外部の講習を受講するなど、より効率的に業務をこなせるような取り組みを行っております。
人口が減少していくこれからの時代に対応するべく引き続き先を見据えた取り組みを行ってまいりたいと考えております。