将来性について
企業の方針2023年7月12日 公開
「将来性がない」という口コミを見ましたが、今後の展望について教えてください。
ご質問いただきありがとうございます。
まず市場のお話をさせていただきますと、建設市場の統計を見る限り、新築と修繕の割合において修繕が経年で上昇傾向にございます。
メンテナンス事業を発祥とする弊社の事業は今後も需要が増すことが推測されます。
修繕事業についてはスーパーゼネコンなどの建設業界を牽引する資本が大きい会社が存在せず、小資本の会社が多くございます。
DXなどで業務の合理化が全業界で進む中、比較的修繕業界で大きい資本をもつ我々は優位な位置にいると感じております。
その上で弊社は世代交代を行い、高齢化が進む建設業に対応できるよう人材育成に注力すると共に、業務のデジタル化を進めてまいります。
中期的な構想ですが、顧客にグループで展開する事業を複数利用していただき、LTVを向上させることから、グループ全体の顧客管理を推進する戦略を考えています。
また、石油・化学系企業の設備塗装メンテナンスを発祥としたパイプを活かし、70年以上の歴史で培った技術力を塗装以外のサービスで展開しようとしております。
これまで一般消費者との接点がなかった弊社ではございますが、M&Aでマンション管理事業や住宅事業の会社をグループに迎えることで事業の多角化を目指しています。
顧客がカシワバラグループのサービスを利用することでメリットが生まれることを軸に、事業の新規開発とM&Aを進めてまいります。
なお、業績に関して、決算確定前で速報値ではございますが、2022年度は604億で増収の見込みでございます。
直近3年の平均年間支給額も順調に上昇傾向であり、今後も売上増加とともに社員への還元を行っていく所存です。
2020年:5,320,669円
2021年:5,632,902円
2022年:6,078,400円
(※借上社宅制度の会社負担額を支給額に算入)
中期経営計画は今年度で満期を迎え、次年度以降は策定中のため回答できませんが、成長戦略を描けるよう構想しております。
市場の動きを敏感に察知しながら、弊社の技術力を多くの顧客に届けられるよう今後も尽力してまいります。