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株式会社かねたや家具店

・家具・インテリア・ホームファッション・生活雑貨などの販売 ・家具イベントの企画・運営 ・法人向け業務用家具・オフィス家具などの販売

千葉県千葉市美浜区ひび野1-7

2026年9月15日 公開 「目指すのは従業員のための会社」かねたや四谷社長が組織改革で推進する「好循環」の未来図

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かねたや家具店

関東最大級の家具展示即売会「家具メッセバザール」などで知られる老舗総合家具・インテリア専門店である株式会社かねたや家具店。
2024年に70周年を迎え、新たな経営体制のもと「第3創業期」をスタートさせました。

売上高20億円減の覚悟で挑んだ組織改革の裏側とは?かねたやの代表取締役社長である四谷正明様に、企業理念に込められた思いや、従業員・取引先・社会を豊かにするために推進する取り組みについて伺いました。

 

ー貴社の企業理念についてお聞かせください。

「暖簾(のれん)を守る・暖簾を磨き上げる・暖簾を愛し続ける」。
これが弊社の企業理念です。
弊社における「のれん」とは、単なる看板や歴史ではありません。
お客様、地域の皆様、お取引先様、そして一緒に働く仲間から寄せられる「信頼」そのものです。
それは誰かが勝手に築いたものではなく、従業員の皆さんが現場の最前線で汗をかき、挑戦し、磨き上げてきた結晶です。
従業員の皆さんの仕事の一つひとつが「のれん」を形作っています。
全員の誠実な仕事が集まり合って、はじめて “かねたや”というブランドは輝きます。
70周年を超えた今、次の未来に向けて全社一丸となって、この信頼という名の「のれん」をさらに強く、美しく磨いていきたいと考えています。

 

—これまでの歩みのなかで 四谷社長が「信頼の大切さ」を特に実感されたエピソードはございますか。

2011年の東日本大震災の時です。
幕張新都心店は埋立地に建つ店舗ということもあり、揺れが激しく、天井が崩落しました。
さらにスプリンクラーの排水で商品は水浸しとなり、店舗は壊滅的な状況でした。
しかし、現場のスタッフは、自分の身より先にお客様を守り、懸命に避難誘導をしてくれました。
その姿に心を打たれ、復旧作業では「まずは自分が率先して誰よりも働くしかない」と覚悟を決め、先頭に立って瓦礫の撤去や泥の掻き出しを行いました。
また、原発のニュースで自宅待機命令が出る中、全店からの仲間だけでなく、お取引先メーカーの方々まで連日支援に駆けつけてくださいました。
あの光景は、今でも忘れられません。
皆さんの力がひとつに集まり、おかげで1か月とかからず店舗は営業を再開することができました。
再開初日には、多くのお客様が来店し、「心配していたよ」と声をかけていただいた時、建物や商品が失われても「信頼」さえあれば立ち上がれると確信しました。

 

ー2024年に経営体制を変更したと伺いました。変更された背景をお聞かせください。

弊社は今、大きな転換期を迎えています。
前体制では、組織の壁が厚く、現場の思いが経営に届きにくいもどかしさがありました。
効率優先で従業員の声が十分に活かされない側面もあったからこそ、MBOという決断を下し、「従業員が主役の会社」へと舵を切りました。

その象徴的な第一歩が、組織改革です。
トップセールス5名をあえて個人の数字目標から外し、仕組み作りと教育が使命の事業対策室を創設し、配置転換しました。
目先の売上高よりも、未来の人材育成を優先したのです。

当時は、彼ら5人の数字合計である最大20億円の売上高減少も懸念されましたが、結果としてベテランのノウハウが継承され、組織の底上げに成功しました。
部署を越えた協力体制も築かれ、「自分たちで会社は変えられる」という自信が芽生えはじめています。

 

ー 社員の働く環境や利益の還元についてはいかがでしょうか。

かねたやが目指しているのは、「従業員のための会社」です。
頑張りが報われ、豊かさを実感できる仕組みを作りたいと考えています。
その1つとして、「利益還元制度」を設けています。
この制度は、利益目標超過分の2割を必ず「第3のボーナス」として全従業員へ還元するものです。
2025年10月期も目標を達成し、業績連動インセンティブとして1月末の支給を予定しています。
今後も皆さんの頑張りを還元できるよう、さらなる成長を遂げていきたいと思っています。

 

ー今後のビジョンをお聞かせください。

従業員が豊かになり、お取引先様も豊かになり、業界、そして社会全体の豊かさへとつながる好循環をつくりたい。
その思いを胸に、改革と挑戦を続けていきます。
また、休日増加など環境整備にも注力し、次世代へバトンをつなぐため、新基幹システムの着地、EC事業強化にも注力していく見通しです。

 

ー最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。

かねたやは創業70年を超える歴史がありますが、組織としてはまだ「生まれたばかり」のような無限の可能性を秘めています。

優しさと情熱、そして当事者意識をお持ちの方なら、誰も見ていないところでも小さな変化に気づき、主体的に改善していくことができるはずです。
そうした行動こそが、私たちの「のれん」を磨く力になります。

ぜひ一緒に、私たちだけの色あせない「のれん」を磨いていきましょう。

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