将来性・成長性がない
会社の将来性2024年11月29日 公開
自社の独自性がないというような口コミを見たのですが、昭和興産にはどのような強みがあるのでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
弊社の強みは、広範な取扱い商材の分野と拠点網にあります。
この体制により、どこかが不調でも他の分野でカバーできる柔軟性を持っています。
また、多くの情報と対応可能な選択肢を持っておりますので、幅広い提案が可能です。
「独自性」を追求する方法として、「メーカーとして独自の商品を生産する」「希少な海外商材の輸入総代理店になる」といった考えもあります。
ただ、これらには生産設備の老朽化や市場ニーズの変化に対応しづらくなるリスクも伴いますし、他社の競争が激化する可能性も避けられません。
弊社はどちらかに偏らず、トレーディング機能を活かして時代のニーズに合わせて柔軟に取扱商品を調整するという方法を選んでいます。
これが着実な成長につながり、世界的な不況下でも60年以上黒字経営を続けられている理由のひとつです。
現在では、自己資本が300億円を超える、安定した財務基盤を誇っています。
また、当社の特徴のひとつに、花王㈱、住友化学㈱、㈱ADEKAという3社から均等に出資を受けている独自の株主構成が挙げられます。
それぞれの株主企業から役員も参加していますが、経営そのものは独立しており、会長や社長も現場から育った社員が務めています。
このように、会社全体でバランスを大切にした運営を進めており、特定の取引先に過度に依存することなく、安定した取引基盤を築いている点も、当社の強みといえます。
現在は注目されている「環境配慮商品」の取扱い拡大にも力を注いでおり、社会のニーズにお応えできるよう取り組みを進めています。