株式会社ニッカネ
業務用食材の販売 取扱品目 乾物、調味料、冷凍食品、酒類、乳製品、豆腐、納豆、パン、青果物、カット野菜、精肉、鮮魚、介護食、雑貨類その他
栃木県上三川町大字石田字砂田2069-3
株式会社ニッカネは東日本を中心に、病院・介護施設・保育園・学校・飲食店など食事を提供する現場へ業務用食材を届けている専門商社です。
今回インタビューしたのは、本社営業部の営業部長、東北拠点のエリアマネージャーなど、重要ポストを担っている古山さんです。
2011年に東日本大震災が発生した当時、被災地の福島で営業所長を務めていた古山さんは、巨大津波に襲われた太平洋沿岸地域の納品先へトラックで物資を届けた経験もあります。
古山さんは、そうした経験で実感した思いを忘れることなく日々の業務に励んでいます。
今回は、そんな古山さんに仕事の意義や会社の魅力についてお聞きしました。
入社18年目で、現在は本社営業部長と東北3拠点を統括するエリアマネージャーを兼務しています。
もともとは旧福島営業所の配送ドライバーとして採用されたのですが、営業職に移って旧福島営業所の所長となり、東日本大震災に遭遇しました。
その後は旧郡山支店の支店長を兼務し、旧福島営業所と旧郡山支店の両事業所を合併統合した新福島支店の支店長も務めました。
東日本大震災は、所長になって1年目の出来事でした。
地震発生時は納品先にサンプルを届ける途中だったのですが、急いで営業所に戻ると足の踏み場もないほど床に物が散乱しており、停電や余震が続く雪の中で対応にあたりました。
それまで経験したことのない激しい揺れで建物や道路は崩れ、太平洋沿岸部は津波にも襲われて壊滅的な状況となってしまいました。
そのような状況で、同業他社が食材の配送を断念する中、ニッカネの宇都宮本社から「毎日3台のトラックで東北方面のお客様に物資を送り届ける」との連絡がありました。
また、震災発生から3日後の3月14日には、当時の福島営業所と郡山支店、仙台営業所などが連携して食材を確保し、病院などに可能な限り食材を供給しました。
そうして被災地の食を守り抜くことができたのは、全社一丸となった「相互扶助」の連携があったからこそだと思います。
震災の翌日、食事の調理が不能となった病院や施設の栄養士さんたちが、缶詰などを求めて営業所に殺到しました。
こちらも「お客様の命と健康を支える食材を絶対に止めてはならない」という一心で懸命に対応いたしました。
他支店・営業所と連携した中で、私自身も配送ドライバーと一緒になって、営業所の倉庫にあった飲料水や缶詰など必要とされる食材をかき集めてトラックに積み込み、津波で甚大な被害を受けた福島県の相馬・南相馬方面の納品先まで向かいました。
海岸沿いの変わり果てた景色や、辺り一帯を埋め尽くす瓦礫の山を目の当たりにしたときは、自然の猛威への恐怖とやるせなさを感じたのですが、「どんな状況下でも食材をお届けする」という使命感に燃えていました。
道路の通行もままならない中で、目的地の施設に到着してトラックのバックブザーが鳴ると、建物から飛び出してきた栄養士さんが「危険を顧みずに来てくれてありがとうございます。
どの業者とも連絡がつかないので、本当に助かりました」と、涙ながらに感謝の言葉をかけてくださいました。
その言葉を聞いたとき、「自分たちが携わっているのは、これほどまでに感謝される仕事である」と実感し、人命に直結する重大な役割を負っていることに改めて気づかされました。
いかなる状況であっても、人が生きていく上で不可欠な「食」を供給し続けることは、ニッカネの責務であり使命です。
震災当時の経験は今なお、自分の仕事に対する姿勢の根幹となっています。
例えば「配送ドライバー」という言葉だけを聞くと、裏方の仕事のように思うかもしれません。
しかし、震災時の経験から「社会を支えているライフラインそのものだ」と実感しました。
配送ドライバーの役割は、単に食材を運ぶだけではありません。
日々の仕事では「温度管理を守る」「時間指定を守る」「商品を丁寧に扱い、交通安全を守る」ことに強い責任感を持ち、確実に遂行していくことが求められます。
そういう意味で、配送ドライバーは「人々の生活を支えるプロフェッショナル」だと思っています。
社会が当たり前に回っていくために欠かせない、非常に価値の高い仕事です。
普段は給食関係本部の営業窓口および新規営業などを担当しているのですが、まずは明るく元気に業務を行うことが大前提だと思っています。
お客様に好感をお持ちいただけるよう、自分の第一印象には非常に気を遣いながら行動するようにしています。
所長職に就いて2年目くらいの頃、当時の上司が、「上司の仕事は部下から見えないことが多い。実際に自分の上司がどんな仕事をしているかわからないだろう?でも役職が上がっていくと、それまで見えなかった部分が見えてくるようになるから頑張れ」と励ましてくれました。
仕事へのモチベーションや情熱を一層高めなければならないシチュエーションでは、この言葉を思い出すようにしています。
日本の食文化は時代とともに変化してきました。
しかし、人の命と健康、生活を支える「食」がもたらす恩恵は、これからも変わりません。
社会に欠かせない「食のインフラ企業」であるニッカネの仕事は、食材の適切な流通を通じてフードロス削減や生産者支援、地方創生にも貢献できるのが魅力です。
また、社員からもこの会社について、「人柄が素晴らしいメンバーが多く、職場の人間関係にストレスがない」「高齢化社会に必要な仕事なので将来的に安心」「あらゆる仕事に通じる考え方、働き方を学べる会社なので、社会人として第一歩を踏み出すのに最適」といった声が聞かれます。
事業の社会的意義が高いのはもちろん、日常業務のさまざまな場面で働きがいを実感できます。
参照URL:
ニッカネでは、お客様あってのビジネスという考えに基づき、対人コミュニケーション能力を重視しています。
お客様の課題や要望に丁寧に耳を傾け、信頼関係を築ける社員であれば、大きな働きがいを実感しながら活躍できると思います。
また、入社直後には何よりも「学ぶ姿勢」と「誠実な対応」が求められます。
まずは基本的な業務を正確に習得し、報・連・相を徹底しながら周囲とのコミュニケーションを円滑に進める必要があります。
そうして前向きに挑戦して自ら成長していく意欲を持ち、将来的には業務効率化や生産性向上を考えながら実行するスキルを身につけることが、より大きな働きがいと活躍の機会を得られる道筋になると考えています。
個人が自ら考えて行動できるよう主体性を引き出しつつも、決して放置することはありません。
配送も事務もすべて自社で賄っています。
そのため、部署や職種を問わず、普段からチームワークを大切にしており、みんなが同じ方向を向いた組織として成果を出すことを目指しています。
社内では、困っている仲間がいれば自然と声をかけ合い、助け合う風土が浸透しています。
何かあればいつでも相談できる上長や先輩社員が身近におり、定期的な面談も通じて成長をサポートしています。
こうした環境の中、社員一人ひとりが自律的に成長し、組織の発展にも貢献できる体制が整っており、新しい提案も大いに歓迎されます。
良いアイデアであれば積極的に実行を支援する風土がありますので、失敗を恐れることなく安心して挑戦できます。
弊社では、配送ドライバーなど社員の業務負荷を軽減するため、複数の対策を取り入れています。
例えば、これまでドライバーがすべて受け持っていた商品の積み下ろしについては、その作業を担当するパート社員を採用しました。
これにより、ドライバーが積み下ろしに要していた作業時間が1日平均で約90分も短縮され、配送準備の大幅な効率化につながっています。
また、受注の締め切り時刻を15時から14時に繰り上げた結果、追加注文への対応や集中して積み込み作業を行う時間を確保できるようになりました。
スマートフォンを活用した業務管理も進め、配送ルートやスケジュールの最適化を図っています。
その甲斐あって、ドライバーごとの月平均労働時間は以前と比べて20時間ほど少なくなりました。
配送体制が充実したおかげで、ドライバーは顧客対応により多くの時間を費やすことができるようになり、一方、事務処理の負担も軽減されています。
業務効率化の取り組みは、ドライバーだけでなく営業職や事務職にも好影響をもたらしています。
参照URL:
ニッカネは、お客様の生活と健康、命を支えています。
毎日必ず食事ができるという当たり前のことを守る仕事の意義の大きさを実感しながら働くことができます。
創業50年超の会社の歴史と事業に誇りを持って、仕事に向き合っていただければと考えています。
食を止めないことは、人の暮らしを止めないことです。
社会を支える「食のインフラ」の担い手として誠実な仕事を大切にしながら、「多くの人の当たり前」を支えるプロフェッショナルを目指してくださればと思います。
社内には、温かく人間味あふれる仲間がたくさんいますので、大変なときは一人で抱え込まず周囲を頼ってください。
多くの仲間と一緒に働けることを楽しみにしています。

株式会社ニッカネの古山さんへのインタビューでは、東日本大震災での経験などをお話しいただき、「食のインフラ」を担う仕事の社会的意義の大きさを知ることができました。
施設や店舗の厨房で使用する業務用食材のサプライヤーであるニッカネは、「生活基盤の根幹を成す食に携わる仕事がしたい」「社会の役に立っている実感を得られる職場で働きたい」という方に適していることでしょう。
配送ドライバーから営業職にキャリアチェンジし、責任あるポジションで活躍している古山さんのように、さまざまな職種を経験しながらキャリアアップを目指せる環境もあります。
kaiのページでは、職場環境の実態や社内制度についての口コミ・回答を知ることができますので、「ニッカネのことをもっとよく知りたい」という方は、ぜひご確認ください。
2025年3月17日 公開
2026年9月11日 公開