
電動パワートレイン制御について
会社の強み2025年8月5日 公開

御社では近年、制御設計に力を入れ取り組まれていると聞きました。興味のある領域です。どのような強みを持っておられますか?今後の展開や方向性についても知りたいです。
ご質問いただきありがとうございます。
弊社は創業以来、パワートレインの開発を中心に取り組んでまいりました。
対応領域は機械・機構設計、制御・適合設計、解析、実験評価など、多岐にわたり網羅しています。
中でも、制御設計分野は現在、弊社が注力して領域拡大を図っている重点分野です。
ご存じのとおり、自動車業界は「100年に一度の大変革期」といわれており、その大きな変化の一つが「電脳化」です。
これは、パワートレインの電動化(エンジンからモーターへ)を含む、自動車の電子制御化を意味し、自動運転につながる技術として、車両姿勢制御や前車追従型クルーズコントロールなどが挙げられます。
こうした背景のもと、制御分野への需要は年々高まっています。
こうした市場ニーズに対応するため、当社ではこれまで主力としてきたオートマチックトランスミッションの制御開発を強化するとともに、新たな挑戦として、電動パワートレイン制御や車体の電動制御の開発にも取り組んでいます。
電動パワートレイン制御とは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)に搭載される動力伝達システムを最適に制御することを指します。
これらのシステムは、主にバッテリー制御、モータ制御、インバーター制御があり、それらを統合して全体のEV駆動システムとして制御する必要があります。
そのため、個々の制御を最適化することはもちろん、EV駆動システム全体でいかに効果的、効率的に稼働させるかを考える必要があります。
また、スライドドアやサンルーフといった車体の電動制御にも取り組んでいます。
ドア速度を目標速度に追従させてドアを動かすドア速度制御やモータへの負荷上昇を検知して、挟み込みと判断する挟み込み検知制御があります。
これらの制御開発においては、MATLAB/Simulinkを用いたモデルベース開発(MBD)を採用し、効率的かつ高品質な開発を実現しています。
制御分野は今後ますます成長が見込まれる領域であり、特に電動パワートレイン分野は初期メンバー(先駆者)として新しい分野の立ち上げに関わることができ、キャリアアップの大きなチャンスでもあります。
将来的には、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転に関わる車両制御、さらにはソリューションサービスの企画・開発への展開も視野に入れています。
当社は『ADVENTURE with IDEA and TECHNOLOGY(アイデアとテクノロジーで、冒険する)』というビジョンのもと、エンジニアが主体的にチャレンジすることができる風土があります。
クルマの開発に携わりたい――そんな情熱を持つ方と、次のモビテックをともに思考し、形にしていけることを楽しみにしています。