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ご質問をいただきまして、ありがとうございます。

弊社では、すべての社員が納得感を持って働ける評価制度の運用を重視しており、公平性の確保に継続して取り組んでおります。

昇格に際しては、まず直属の上司（課長級）が、部下の勤務状況や成果に基づき推薦を行います。

その後、人事部門によるレポート審査、過去の評価記録の確認、面接を経て総合的に判断される流れとなっており、特定の個人の主観に左右されることのない、複層的な評価プロセスを構築しています。

弊社では、評価の指標としてコンピテンシー評価を採用しております。

この評価基準は、目標達成や業務遂行、改善革新の実行、人材育成を含むコミュニケーション力など、職務に求められる具体的な行動や成果に基づいて設定されています。
各項目は等級ごとに明文化されており、誰がどのような基準で評価されるのかが明確化されています。

コンピテンシー評価を採用するメリットとして、評価内容が職務ごとの行動や能力に焦点を当てているため、評価基準が明確で公平性が保たれやすい点が挙げられます。

さらに、従業員が自身に求められる役割やスキルの方向性を理解しやすく、長期的な成長につながる点も特徴です。
この仕組みにより、個人の能力を伸ばすとともに、組織全体の生産性向上を目指しています。

また、評価者には評価研修を定期的に実施しており、評価のばらつきを抑えるための指導を行っています。
人事部門でも各評価結果をモニタリングし、偏りがないか、基準に基づいた評価がなされているかを確認しています。

今後も、公平性をさらに高めるための制度改定を検討しております。
より一層納得性と透明性を高める方向で進めてまいります。

成果とプロセスの両面を適切に評価し、全社員に納得感と成長実感をもたらす評価制度の運用に向け、引き続き取り組んでまいります。