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2023.07.26

テンプレ付き!履歴書の正しい書き方と抑えておきたいポイント

履歴書は、転職先の企業に自分をアピールするための大切な書類です。

ただ、一生に何度も書くものではありませんから、正しい書き方を忘れている方も多いのではないでしょうか。

ここで、履歴書の正しい書き方を項目ごとに解説します。

心配な方は、ぜひチェックしてから履歴書を作成してください。

履歴書の基本項目の書き方

厚生労働省が推奨する履歴書のテンプレートです。

公正な採用選考の確保や求職者のプライバシーに配慮するために、以下2点が変わりました。

参考:厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」

【変更点】

  • 「性別」の記載は任意。未記載も可能
  • 「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の4項目は設けない

PDF版

https://jsite.mhlw.go.jp/aomori-roudoukyoku/content/contents/R3_pdf_rirekisyo.pdf

Excel版

https://jsite.mhlw.go.jp/aomori-roudoukyoku/content/contents/R3_excel_rireisyo.xls

履歴書の基本項目の書き方

①日付

右上の日付の欄は、「面接当日の日付」を記入するのが一般的です。

ただし、事前に郵送する場合は「投函日」を、メールで送付する場合は「送信日」を記入しましょう。

②氏名・ふりがな

姓と名の間には、スペースを設けます。

「ふりがな」は平仮名で、「フリガナ」は片仮名で記入します。

③住所

都道府県から記載します。

ふりがなは、町名や建物名まで書きます。

番地にふりがなは不要です。

④証明写真

サイズは縦4cm×横3cm、3ヶ月以内に撮影した証明写真を使用します。

剥がれてしまったときの対策として、証明写真の裏には必ず氏名を記載しましょう。

パソコンで作成する場合も、データを貼り付けるのではなく、証明写真を貼るのが基本です。

ただし、メールで送信する場合は写真データでも構いません。

履歴書の学歴・職歴欄の書き方

学歴欄

学歴・職歴欄の1行目中央には「学歴」と書き、2行目から学歴を記載します。

学歴は高校卒業からでOKです。「〇〇高等学校 卒業」と、省略せずに書きましょう。

大学は学部や学科、ある場合はコース名なども正確に記入します。

職歴欄

最後の学歴欄の下に1行開けて、「職歴」と書きます。

その下に、入社順に正式な会社名を記入します。「株式会社」も「(株)」と省略せずに記載しましょう。

退職理由について、自主退職の場合は「一身上の理由により退職」と書きます。

なお、契約社員の場合は「契約期間満了のため退職」、会社都合の場合は「会社都合により退職」と書くのが通例です。

最後に、右端に「以上」と書きます。

履歴書の免許・資格欄の書き方

免許・資格の欄には、「〇〇免許 取得」「〇〇検定 合格」と、取得した免許・資格名を記載します。

履歴書に取得年月記入欄があれば取得した順番に書きますが、特にない場合は、応募先の業務に役立つものから書いても問題ありません。

記載すべきものがない場合は、「特になし」と記載します。

どちらも必ず最後に「以上」と入れることを忘れないようにしましょう。

履歴書の志望動機・自己PR欄・趣味特技の書き方

履歴書のなかで、もっとも重要なのが「志望動機」と「自己PR」の欄です。

志望動機は、応募先の企業・職種を選んだ理由について、これまでの経験やスキル、仕事に対する意欲を含めて記入します。

最初に「結論」を書き、その理由について「エピソードを交えて説明」し、最後に「入社後の意気込み」という順で書くと、伝わりやすくなります。

自己PRにも、これまでの経験で得た自らの強み、成果、性格などエピソードを交えて書きましょう。

趣味・特技は、仕事に活かせる特技があれば、アピールしましょう。

趣味は仕事と直接関連性がない場合でも、面接官との会話のきっかけになる場合があるため、空欄にしないことが大切です。

志望動機の書き方については、下記記事で詳しく説明しています。

>テンプレ付き!志望動機・志望理由の書き方、伝え方について押さえておきたいポイント

履歴書の本人希望欄

本人希望欄

仕事上で譲れない条件や、希望職種などを記入します。

働きながら転職活動をされている方なら、メールでの連絡を希望する旨を伝えましょう。

特に希望がない方は、「貴社規定に従います」と記入し、空欄にしないこともマナーです。

履歴書を書く際の注意点

年号を統一する

年号は、西暦でも和暦でもOKですが、表記はどちらかに統一しましょう。

職務経歴書も、履歴書と表記を合わせるのが通例です。

手書きする場合の注意点

最近はパソコンで作成する方が多いですが、手書きの履歴書でも問題はありません。

書くときは、黒のボールペンを使います。他の色や摩擦で消せるペンなどは避けましょう。

また、書き損じた場合は新たな履歴書で最初から作成します。

修正液や修正テープは使用しないでください。

履歴書の送付・提出に関する注意点

郵送する場合

郵送で履歴書を送る際は、「応募書類の送付につきまして」といったタイトルの「送付状」を付けて送るのが一般的です。

履歴書や職務経歴書は、クリアファイルに挟んで封筒に入れます。

基本的には、折らずに送るのがマナーですから、「角形A4号(228mm×312mm)」か「角形2号(240mm×332mm)」の封筒を用意しましょう。

メールや採用フォームに添付して送る場合

履歴書などのデータは、PDFファイルに変換してから送ります。

ファイル名は、名前、履歴書、日付など、受取人にわかりやすい名称にしましょう。

また、メールの件名には「応募書類の送付につきまして」と書き、本文には郵送と同様に送付状の内容を記載します。

持参する場合

持参する場合も、履歴書などをクリアファイルに挟み、封筒に入れて持って行きます。

封筒の表面の左側やや下に赤字で「履歴書在中」と書き、裏面左側やや下に現住所と氏名を書きましょう。

履歴書について良くある質問とその答え

Q1.履歴書のサイズは?

A1.「A4版(見開きA3サイズ)」か「B5版(見開きB4サイズ)」のいずれかが一般的です。

Q2.在職中の会社は、職歴にどう書く?

A2.職歴には、現在、勤務している会社も記載します。

「○○株式会社 入社」の次の行に「在職中」または「現在に至る」と記載し、在職中であることを伝えます。

退職日が決まっている場合は「退職予定」と書きましょう。

Q3.履歴書では「退社」と「退職」どちらを使う?

A3.一般的には「退職」を使います。

「退社」は、「仕事を終えて退勤する(家に帰る)」というときにも使いますので、「辞める」という意味がある「退職」を使いましょう。

Q4.転職で聞かれる「最終学歴」とは?

A4.最終学歴は、学歴のなかでもっとも高い教育機関のことです。

なお、中退した学校は最終学歴として認められません。

大学を中退した人の最終学歴は、「高校」になります。

アルバイト経験は履歴書に書くの?

短期間のアルバイトや、学生時代のアルバイトは書く必要はありません。

社会人になって長期間アルバイトで働いた方は、記入するのが一般的です。

その経験が、応募先の職種と関連するなら、アルバイトでもアピールしましょう。

まとめ

履歴書は、転職希望者の基本的な情報を示すとともに、面接官にアピールしたい内容も記載する、重要な書類です。

記入後は、誤字・脱字などがないか何度も確認した上で、提出することも大切なポイントです。

また、履歴書を元に面接で詳しい話を聞かれますので、面接時の回答も併せて準備しましょう。

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