坂本産業株式会社
鶏卵・飼料販売・採卵養鶏
岡山県笠岡市走出670−1
坂本産業株式会社は、日本の食を支える卵の生産・販売を手がける企業として、国内トップ3にまで成長しました。
岡山・広島・兵庫の農場における雛の育成から出荷販売までを一貫して担っており、1日に出荷する卵は計200万個に上ります。
今回は、そんな坂本産業の養鶏現場で活躍する横谷様にインタビューを実施し、日々の働き方や仕事で意識していること、職場の雰囲気などについて伺いました。
「畜産業は残業が多い?」「生き物相手の仕事は負担が大きい?」といった疑問にも率直にご回答いただきましたので、全国有数の規模で鶏卵事業を展開している坂本産業の職場の実態を知りたい方は、ぜひご覧ください。
2019年に新卒で入社したので、かれこれ8年目になります。
当初から農場に勤務していますが、昨年の初め頃から元の農場とは別の農場に応援として来ているので、一時的に2ヶ所の農場に所属している形です。
私は大学の農学部動物科出身で、地元の岡山で畜産関係の仕事を探していました。
しかし、大学で畜産の実習などを行ってみると、牛や豚の飼育は肉体労働が非常に多く、大変な仕事であるということがわかりました。
そこで、牛豚以外の畜産の企業で機械化が進んでいるところはないかと探したところ、養鶏業の坂本産業にたどり着きました。
個人的に機械のメンテナンスなどにも興味があったので、鶏舎管理に携われば畜産以外の様々なスキルが身につくのではないかと思い、坂本産業を選びました。
また、就活中はいくつかの会社のインターンシップに参加し、畜産関係の会社などの職場見学にも臨んだのですが、坂本産業は見学時に面接の練習をさせてくれたんです。
「自分の強みなどをきちんと伝えられれば、いろいろな会社を受けるときに役に立つから」ということで、無理に入社させたいという雰囲気を全く感じませんでした。
他の会社を見学した際は、どの人事担当者の方も何とか入社させようと良いことばかりを言っていました。
しかし、実際に現場を目にするとハードで、そのような会社に就職した先輩からは「休みがなくてきつい」という話も聞いていました。
しかし、坂本産業の採用担当者の方は「もし良かったら、坂本産業を受けにまた来てくださいね」というスタンスだったので、「スマートな会社だな」と好印象を持ちました。
その上で、卵のGrading(選別)とPacking(パック詰め)を行う施設であるGPセンターを見学してみると清掃が行き届いており、「しっかりしている会社だな」と感じました。
その時点で、「この会社に入ろう」と、ほとんど心が決まりました。
ありませんでした。
入社後に「聞いていた職場環境と違う」と感じることもなかったし、会社の対応や先輩の態度がガラリと変わったということもありませんでした。
すべてが入社前に感じた通りで、皆さん、良い方ばかりです。

私が働いている農場では、育雛と育成を行っています。
育雛は生まれたばかりの雛を約1ヶ月半育てて中雛にし、次の育成農場へ出荷する工程です。
育成は中雛を卵が産める大雛まで育てて、卵を回収する機械がついた成鶏農場へ出荷する工程です。
育雛・育成農場は、まだ未熟な雛を、卵が産める健康で丈夫な鶏へと育て上げるという重要な業務を担っています。
私が実際に行う業務は、雛を鶏舎へ受け入れ、鶏や鶏舎に異常がないか巡回・点検を行うというものです。
また、鶏を健康に育てるために餌、水、温度などの管理も行っています。
鶏が健康に成長しているか確認する目的で毎週体重を測り、マニュアルに基づいて給餌の回数や量の調節を行い、体重をコントロールしています。
その他にも、鶏が病気にかかっていないか調べたり、ワクチンの効果を確認したりするために検査用の検体を採取し、自社の検査センターへ発送しています。
また鶏舎を清潔に保つために、鶏糞の排出や鶏舎内の清掃なども行っています。
鶏が無事に出荷された後は、鶏舎を水で洗浄します。
洗浄後は機械の注油などのメンテナンスや消毒を行い、次の鶏を受け入れる準備をします。
1日の仕事は8時に始まり、17時には終わります。
17時以降になることは皆無といっていいほどです。
ただ、多い月は3日ほど、少なければ1日、県外から雛が入ってくる日があり、そのときは朝6時半からの仕事となります。
雛をトラックに載せたままにしておくと命にかかわるので、雛の到着に合わせて出勤します。
その場合も終業時刻は17時で変わらないのですが、早朝勤務の分は残業代が支給されます。
はい。
昼休み以外にも、10時と15時からそれぞれ15分間ずつ休憩時間が設定されており、現場のスケジュールに合わせて柔軟に調整できます。
夏場はたまに草刈りをすることもあるのですが、熱中症を防ぐため、こまめに休憩を挟みながら作業を進めています。
そうなんです。
鶏への給餌は機械で自動的に行っていることもあり、8時の始業でも全く問題はありません。
従業員に大きな負担がかかるような環境ではないですね。
私は性格がせっかちなので、清掃業務などの作業を早く済ませる傾向があります。
これは長所でもあり短所でもあるので、雑な作業にならないよう、作業後はちゃんと清掃できているかの確認を常に心がけています。
作業後に改善点が見つかった際は、同じことを繰り返さないようメモをしたり作業方法を改善して、次に活かすようにしています。
自分の作業を早められれば、他のメンバーの応援にも回ることができます。
そうすると「助かります」と感謝されるので、「力になれれば」と思い作業スピードを意識するようになりました。
また、私は記憶力が他人より乏しいと感じることが多いので、日頃から些細なことでもスマホなどにメモを取る習慣を身につけています。
特に、機械修理などは何の機械がいつ壊れるかわかりません。
一人で修理せざるを得ない状況になっても対応できるよう、修理方法や手順などを記録に残しておくことを心がけています。
作業中に生じた疑問点もメモで記録しておき、休憩時間などに確認するようにしています。
もう一つ意識しているのは、上長などから何かの仕事を任せられたときは、何も言われなくても進捗状況を細かく伝えることです。
仕事を任せてくれた人が休みでも、LINEなどで文章を送っているのですが、上長などからは「こちらから聞かなくても報告してもらえるので助かる」と言われます。
私が良かれと思って自主的にしていることがたくさんあるのですが、職場全体としても「仕事の効率化に役立つことを考えて行動に移してくれるのは大歓迎」という雰囲気があります。
多いかもしれません。
機械の修理やメンテナンスは一人で取り組むこともありますが、鶏舎の清掃は数人で一斉に取りかかります。
だから、全員で集中して早く終わらせれば、その分だけ他の作業に時間を回せますし、休憩時間も長く取れます。
だから、協力し合うチームプレーの精神を持って行動することは、非常に大事だと思います。
私自身も入社当初はマニュアルや先輩のサポートにたくさん助けられたので、同様にサポートできるよう心がけています。
後輩に作業を教えることも増えてきた中、曖昧なことを教えると迷惑がかかるので、作業手順もメモにまとめています。
マニュアル作成時に工夫したのは、初めて作業をする人が見てもわかりやすく、機械の操作もすぐにできるようにするということです。
文字をできるだけ少なくし、図や写真でスイッチ操作を簡単に行えるようにしました。
また、機械の故障を防ぐため、行ってはいけない操作も強調してマニュアルを作成しました。
作業に慣れた人が確認のためにマニュアルを見る際も役立つように、スイッチ操作盤の全体写真も掲載しました。
やりがいを感じるのは、鶏が順調に大きくなって無事出荷できたときや、餌管理によって体重をうまくコントロールできたときです。
鶏舎内で生じるトラブルを未然に防げたときも、自分がとても役に立っている感じがします。
また、後輩と一緒に清掃作業を行っている際に、私が細かく指示をしなくても現場の状況に応じて動けているのを見ると、ついに自分で考えて状況を把握し作業できるようになったのかとうれしくなり、今後の成長もますます楽しみになります。
作業時に後輩から「このように作業したら効率が良いのではないか?」と提案されたときも、人材育成のやりがいを感じます。
もともとは産後パパ育休の存在自体を全く知らなかったのですが、社長に「子どもが生まれます」とLINEで報告した際、社長と農場のメンバーが共有する業務連絡用のグループLINEに「育休を取得してください」と返事が来ました。
グループLINEには「農場の作業がどんな状況かわかりませんが、とにかく取ってもらえば大丈夫です」とも書かれていました。
翌日出勤すると、職場の人たちも「全く問題ないから、好きなだけ休んで」と言ってくれて、20日間ほど育児に集中することができました。
入社前のイメージでは、養鶏業は休みが少なく男性の育休など取れないものだと思っていました。
育休取得を社長から直に勧められる会社は非常に珍しく、本当に良い会社だと思います。
育休が終わった後も、農場の仲間は子供と妻の体調を常に心配してくれました。
「体調不良の時は気兼ねなく休んで」とも言ってくれて、非常にありがたいと感じたことを今でも覚えています。
社長も「お子さんを育てるのは大変でしょう?」「風邪を引いたらすぐに休まないといけないから、急な対応が必要になったときも遠慮なく伝えてくれて構わないからね」と、ことあるごとに気遣ってくれます。
どんなときも皆さんがサポートしてくれるので、とても良い環境で働くことができています。

私の趣味は釣りで、休日は家族や職場の仲間と出かけています。
常に何かをしていたい性格なので、どれだけ仕事や家事育児が忙しくても体調不良でない限り遊ぶようにしています。
プライベートが充実することで仕事を頑張る原動力になったり、仕事中の会話の種になったり、何かと役に立っていると思います。
趣味を通しては旧友や他農場の先輩とも交流することができ、情報交換の場にもなっています。
私はお酒を全く飲まないので、釣りが語り合う場所になっています。
坂本産業は趣味を多く持つ人が多いイメージがあり、みんな何かしらの趣味を原動力にしている気がします。
仕事をしっかりとこなし、プライベートは思いきり遊ぶことが、良い仕事をするために重要だと思います。
農場の仕事は何をするにしても肉体労働の側面があるのですが、洗浄作業用の機械などが導入されている農場も存在します。
自分が所属する農場にもそうした機械を導入してもらえたら、うまく使いこなせそうな気がするという話を、上長としています。
自分が働く農場では、業務が円滑に回っています。
だから、社長に「そんな機械は必要ない」と判断されれば「その通りだ」と思うのですが、将来的に状況が許せば自分の農場に合うように機械を改良して、うまく使いこなしてみることに挑戦したいという気持ちはあります。
日本国内を見渡せば、どの業界も人手不足が顕著です。
だからこそ、業務の効率化や生産性の向上については、機械化を含めて関心が高いですね。
生き物を育てる仕事である以上、想定外のことも起こり得るのは当然です。
何らかのアクシデントに見舞われたとしても、周囲とコミュニケーションを取りながら、みんなで協力してうまく乗り切ろうというポジティブな考え方を持てる方であれば歓迎します。

養鶏業は専門知識が必要で、ハードルが高いように感じるかもしれません。
しかし、坂本産業はさまざまな業種から転職してきたメンバーが多く、何かしらの形で全員が活躍できる会社だと思います。
私自身も農学部出身とはいえ、養鶏を専門に学んだわけではなかったので不安がありましたが、農場やセミナーなどで多くのことを教わり、楽しく働くことができています。
仲間とコミュニケーションを取り、協力して作業することができれば、それだけで十分な戦力になると思います。
社員間の交流が盛んな環境では、人間関係の齟齬に悩まされることもまずないと思います。
また、長時間にわたって仕事に拘束されるようなこともありません。
自分らしい生活を満喫しながらのびのびと働けるので、私の周囲にも「坂本産業に入社して良かった」と公言する人がたくさんいます。
養鶏業は、生き物にかかわりながら卵を生産し、家庭にお届けできるとても良い仕事だと思います。
日本の食になくてはならない卵を生産する仕事の意義はもちろん、国内トップクラスのスケールで鶏卵事業を展開している坂本産業にご興味を持っていただける方は、どうか奮ってご応募していただければと思います。
2026年8月19日 公開