
人材活性化システムについて
研修・教育・フォロー体制2025年11月5日 公開

貴社で導入されている『人材活性化システム』について、具体的な取り組み内容をお聞かせいただけますでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
当社が導入している「人材活性化システム」は、社員一人ひとりの本音を引き出し、能力と活力を最大限に発揮してもらうことを目的とした、多角的なコミュニケーションの仕組みです。
このシステムは、従来の「タテ」の関係だけでなく、「ヨコ」と「斜め」の関係を意図的に構築することで、社員が一人で問題を抱え込まず、主体的に解決へ向かえる環境を整えます。
<人材活性化システムを構成する3つの連携>
1. タテの連携(上長と部下の関係)
直属の上長と部下という、従来からの関係性を指します。日々の業務における基本の連携ですが、この関係だけでは相談しきれない課題が生まれることも想定しています。
2. 斜めの関係(他部署との連携)
本システムが特に重視しているのが、この「斜めの関係」です。事業部が異なる担当者が相談役となることで、直接の上長には言いづらい本音や悩みも安心して打ち明けられる環境を作ります。この関係性が、問題の早期発見と、個人の本質的な課題解決の鍵となります。
3. ヨコの連携(部署内外の横断的な関係)
社員同士が支え合い、学び合うための横断的な連携です。以下の2つのチームが中心的な役割を担っています。
・サロンチーム
身近な相談役として、日々の何気ない声掛けや相手を受け止める姿勢を大切にしています。個人の悩みに寄り添い、解決に適した人材へと繋ぐ役割も担いながら、組織内に相談役を増やしていくことを目指します。
・人材育成追求チーム
事業部を超えてレポートやミーティングで情報共有を行い、人材育成に関する実践知や新たな視点を組織全体で構築します。これにより、特定の人材育成担当者だけでなく、全社で「人を育てる文化」を醸成します。
この「タテ・ヨコ・斜め」の連携が機能することで、社員は主体的に解決へ向かうことができます。
さらに、自身が周囲に支えられた経験を通じて、今度は自らが次世代の相談役へと成長していく「充足と活性化のサイクル」を生み出し、組織全体の活力向上へと繋げます。
今後も、この人材活性化システムを通じて、社員一人ひとりが輝ける組織づくりを目指してまいります。
