共同保育制度について
制度について2025年1月6日 公開
大学生です。長く働ける会社に入りたいので、「女性の働きやすさを支援している会社」という基準で就職活動をしています。 貴社は、子育てをしている女性社員を対象とした「共同保育制度」という制度がある、という口コミを見ました。具体的にどのような制度なのかを教えて下さい。
ご質問をいただきありがとうございます。
「共同保育制度」は、子どもと一緒に共同保育室に出社。親社員同士で子どもを見合いながら仕事を担う仕組みで、希望者が利用できます。
所属していた部署の課題を担うこともあれば、その時々に会社で必要な課題を担うこともあります。様々な事業部の子育て中の社員が同じ空間で過ごす中で、子育ての話ができたり、他部署の仕事を知るなど、事業部を超えたつながりが生まれています。
共同保育室があることで、子育て中のご家族が子連れでアルバイトを始める。保育園・学校に行くようになっても必要な時には事業部と調整して子連れで出社も可能になるなど、柔軟な働き方を生み出しています。
この制度は、11年前出産を控えた女子社員たちが「仕事と子育てを一体にしたい」思いから始まりました。立ち上げから11年経ち、大阪・東京の共同保育室で子育てをした社員は31人、育った子どもは40人を超えています。
この制度が社内で定着しているのも、1年目から社長まで社員全員が経営者として、経営会議に参加。経営データの把握や経営改善のための追求や新しい活動の創出を行うなど、「人材を根幹とした共創経営」を大切にしている会社だからです。
共同保育の取り組みは「OTAGAISAMA STORY AWARD2022/審査員特別賞」「WOMAN’S VALUE AWARD2023/ジェンダード・イノベーション部門 優秀賞」の他、子育て支援を強化してきたい想いのある多くの会社が視察・相談に来てくださっています。
自社にとどまらず、この取り組みを広げていければと思っています。