中尾工業株式会社
輸送用機械器具製造業
佐賀県鳥栖市酒井西町680-5
中尾工業で品質管理を担当する遠藤さん。
入社から1年10か月、検査と帳票作成、職場環境の整備を担いながら、現場の品質と働きやすさを支えています。
子育てと仕事の両立を最優先に職場を選んだ背景、未経験で品質管理に挑戦した日々、温かい職場のコミュニケーション――率直な言葉をそのままお届けします。
遠藤:遠藤と申します。
入社して1年10か月ほどになります。
担当は品質管理で、製品の検査、検査記録の整理・作成、周辺の環境整備などを行っています。
検査は1つの工程に留まらず、ロットや仕様によって注意点が変わるため、「どこを見るべきか」を毎回クリアにして臨むことを意識しています。
遠藤:以前は福祉施設で約20年働いていました。
体調のこともあり一度区切りをつけ、しばらくは子どもを最優先に過ごしました。
夜勤や急な長時間勤務が難しい事情もあって、家庭都合に理解がある職場を条件に友人の紹介で中尾工業を知り、自宅から近いことも後押しになって入社しました。
面接では夜勤が難しいことを率直に伝えましたが、事情を汲んだうえで受け入れてくれたのが決め手でした。
遠藤:外観・寸法・機能の検査が中心です。
基準書に沿って合否を判断し、検査票・トレーサビリティ記録を整えます。
加えて、作業場の整頓や備品管理、検査手順の見直しも担当しています。
例えば、似た形状の部品で取り違えが起きやすいときは並べ方やラベリングを変更し、迷いを減らします。
記録は「自分以外が見ても迷わない」書き方を徹底し、次工程での確認時間を短縮できるよう心がけています。
遠藤:一番は人の温かさです。
わからない点があれば先に気づいて声をかけてくれる先輩が多く、相談しやすいです。
検査は集中力を使う作業ですが、周囲の目配りと言葉がけに助けられています。
未経験で入った当初は「何がわからないかもわからない」状態でしたが、質問を重ねるうちに“自分で判断できる範囲”が少しずつ広がるのを実感しています。
1日が早く感じるほど、前に進めている感覚があります。
遠藤:家庭の事情に配慮してもらえる点です。
学校から急な連絡が入ることもありますが、上長に相談すると嫌な顔ひとつせず調整してくれます。
コロナなどで登校停止が出た際も「まずは家庭を優先して」と背中を押してもらえました。
仕事は仕事として丁寧に向き合い、プライベートには必要以上に踏み込まない距離感が保たれているので、気持ちを切り替えて業務に集中できます。
遠藤:年上の方が多い職場ですが、挨拶や声かけが自然に行き交う穏やかな雰囲気です。
注意を受ける場面でも、感情的にならず必要な点を言葉で丁寧に伝える文化があります。
検査中に不安があれば、近くの先輩がさりげなく横に立って二重チェックしてくれます。
見られているというより、見守られている安心感があります。
遠藤:不良を見逃さないことです。
検査する部品が自動車に使われ、子どもが乗るかもしれないと考えると、1点の見落としもできません。
もう1つは協力です。
作る人、検査する人、記録を整える人が噛み合ってこそ、安全で良い製品が出ていきます。
だからこそ、工程間のつながりや引き継ぎの漏れがないかを常に意識しています。
遠藤:覚え始めのころ、検査でつまずいて落ち込むことがありました。
そんな時も、周囲が原因の切り分けや手順の見直しに一緒に向き合ってくれて、失敗を責めるのではなく再発を防ぐ視点で支えてくれました。
気持ちの切り替えが得意ではない私に、「手順を一緒に整えよう」と具体的に寄り添ってくれたのは大きかったです。
遠藤:未経験でも大丈夫です。
わからない点はその場で聞けますし、周囲からの前向きな声かけがあります。
外部講習や教育の機会もあり、学びながら手を動かせます。
家庭と仕事の両立を重視する方にも向いています。
子どもの体調不良や学校行事など、事情を説明すれば柔軟に調整してもらえます。
検査は地道ですが、安全と安心を守る要の仕事に誇りをもって、一緒に丁寧なものづくりを支えていける方をお待ちしています。
遠藤さんの言葉から伝わってきたのは、人の温かさを土台にした品質文化でした。
正しい製品を届けたいという誇り、誰が見てもわかりやすい記録づくりや環境整備へのこだわり、家庭に配慮した働き方の実現――いずれも毎日の小さな積み重ねが形にしたものです。
未経験でも、見守りと対話のある現場で着実に成長できる。
中尾工業の品質管理には、その安心感がありました。
2026年6月16日 公開
2026年6月16日 公開