休憩時間の実態と管理方法
休憩時間について2022年3月9日 公開
ネットで「勤続年数が上がるにつれ休憩時間がとりにくくなる」というクチコミをみたのですが、本当でしょうか? 役職が上がるとマネジメント人数が増えて忙しくなるのは納得しているものの、ワークライフバランスも考慮して会社選びをしたいと思っているため、このような質問をさせていただきました。
- 取締役 人事統括本部長 大山 邦子
勤怠時間はシステムで管理しており、マネージャーの裁量でしっかり休憩はとっていますのでご安心ください。なお、勤怠に関しては人事・労務の方でもしっかりとチェックしており、休日や休憩時間が十分に取れていないと思われる場合は、人事・労務からも働きかけるようにしております。
休憩のタイミングは、その現場(店舗)によりけりだとは思っていますが、私は「休憩時間がとれていない」ということはないと思っています。
例えば、店長が周りに「ミーティングをします」と言って出ていって、店長部屋に入って食事休憩をとっていたりとか、そういったことはあると思います。
弊社施設は飲食店や宿泊施設などが主であるため、店内にはお客様もいらっしゃるので、マネージャーは周囲にわからないように休憩をとったりすることはあります。それが「偉くなると(マネージャー職になると)休憩がとれない」という誤解を招いてしまったかもしれませんが、そのようなことがありませんのでご安心ください。
ちなみに、休憩に関してはマネージャーに一任していますので、中には仕事をしながら食事をしている人もいるかもしれませんし、休憩時間中に自己研鑽をしている人もいるかもしれません。そういう意味では、休憩室で寝ていたり、携帯で好きな動画を見ていたりなどというような、自分の100%プライベートな時間を過ごすということは難しい場合もあるかと思います。ですが、「マネージャーが休憩がとれていない」ということはないと思います。
また、残業に関しても、副店長クラス・管理監督者クラス以上の役職になると、しっかり残業手当を出していますので、マネージャークラスにはタイムカードを押された分の対価は、給与としてしっかりお支払いしています。なお、休憩時間は、勤怠ソフトで管理しています。
その他にも、管理システムで、まかないの費用も細かく管理しています。毎月のまかない代を概算で天引きではなく、きちんと個々が食べた分を正確に天引きできるようにしています。
まかないを食べなかった人は「この日はまかないを食べていません」ボタンを押すという仕組みをとっています(まかないを食べない日はボタンを押すという仕組みです)。
社員ですと、「1食あたりのまかない代は100円」です。非常に安価でまかないが食べられるようにしています。機械上で、まかないを食べた日数がカウントできるようにしています。「この日はまかないを食べていません」ボタンを押していない日は食べた日、押した日は食べていない日とカウントし、まかない費用も正確に管理しています。