「客先常駐は孤独」という評判の実態——専任担当に相談できる環境と、現場のチームに頼る環境の違い
「客先常駐は孤独」。技術者派遣やSESについて調べると、必ずと言っていいほど目にする口コミです。本記事では、この「孤独」の中身を分解したうえで、オープンアップグループ(株式会社オープンアップネクストエンジニア/以下、ONE・株式会社オープンアップITエンジニア/以下、OPE)の考え方と、「自社の専任スタッフに相談できる環境」と「現場のチームに頼る環境」のどちらが自分に合うかを判断するための軸を整理します。
オープンアップグループは、エンジニアへのフォロー体制支援をグループ共通のサービス価値として位置づけ、グループを挙げて取り組んでいます。本記事で挙げる取り組みの現場は、いずれもグループの一員である株式会社オープンアップネクストエンジニア(以下、ONE)と株式会社オープンアップITエンジニア(以下、OPE)です。
はじめに用語の整理です。「SES」は準委任契約による技術支援の事業モデルを指して使われることが多い言葉ですが、本記事で取り上げるONE・OPEの雇用・事業モデルは正社員派遣(技術者派遣)です。エンジニアは自社の正社員として雇用され、働き方としては客先常駐で就業します。「孤独」に関する口コミには契約形態の異なる会社の体験談が混在しているため、この違いを踏まえて読み分けてください。
「孤独」の中身は、3つに分解できる
口コミで語られる「客先常駐の孤独」は、よく読むと次の3種類に分かれます。
- 困ったときに相談できる相手がいない(業務・手続き・人間関係のトラブル時)
- 同じ立場の仲間がいない(同期・同僚との横のつながりの欠如)
- キャリアを一緒に考えてくれる人がいない(中長期の成長への不安)
いずれも「常駐先に雇用元の人間がいない」という働き方の構造に起因するものです。そして、これらが実際に起きるかどうかは、雇用元がこの構造をどう埋めているかで大きく変わります。
オープンアップの考え方——「共に考え、共に悩み、伴走する」
オープンアップグループがフォロー支援で根本的に大切にしているのは、「共に考え、共に悩み、伴走する」ことです。
制度や仕組みが先にあるのではありません。客先常駐という働き方では、エンジニアは一人で悩みを抱え込みやすい。だからこそ、悩みが生まれたその時に、同じ目線で一緒に考える存在であり続ける、この姿勢が先にあり、それを一人ひとりに確実に届けるための手段として、後述する制度や環境を用意しています。
ONEでは会社サポートへの満足度は93.6%(2023年4月実施・エンジニア約5,600名対象のWebアンケート)。数字そのものよりも、この満足度が、担当者の対応の速さや親身さを評価する声(後述)に支えられている点が、伴走という考え方の表れだと考えています。
伴走するために用意している環境
「共に考え、共に悩み、伴走する」を実現するための具体的な環境は、次のとおりです。
(1)人による伴走——営業担当・面談チーム
エンジニアと就業先をつなぐ営業担当は、スピード感を重視しており、エンジニアからは「問い合わせや相談に1〜2日でアクションしてくれる」「人材不足の情報を伝えたらすぐに動いてくれた」という声が寄せられています。OPEには、エンジニアの悩みやアピールポイントを引き出す面談チームがあり、悩みを言葉にする場を意図的につくっています。
(2)いつでも届く窓口——NEXTATION(ネクステーション)
・相談窓口の一本化
ONEでは全エンジニアに社用スマートフォンを貸与し、オンラインサポートシステム「NEXTATION」で勤怠関連の申請、会社からのお知らせ、eラーニング研修講座の予約・受講、各種問い合わせを一元化しています。「アイコンやイラストがあるとより使いやすい」といった利用者の声を受けて、システムの改良も継続しています。
OPEでは2024年1月にエンジニア相談窓口を新設し、相談窓口を一本化。電話・メール・AIチャット・LINEの4つのチャネルで相談できる環境を整えました。LINE経由の問い合わせは1月の37件から3月の197件へ、2カ月で5.3倍に増えました。こうした相談件数の増加からも、相談窓口がエンジニアに浸透してきたことがうかがえます。
(3)孤立させないオンボーディング——毎月の研修とHome Coming Day
ONEでは中途入社者向けのオンボーディング研修を毎月実施しています。経験の有無を問わず1日かけて就業の基礎とキャリア形成の起点を整え、研修後も「Home Coming Day」という帰任日プログラムで継続的にフォローする設計です。
(4)成長の伴走——学びの選択肢
通信教育講座・eラーニングは1,630種以上、資格取得支援は200種以上(受講料補助、最大10万円のお祝い金)。「一人にしない」ことは、日々の困りごとだけでなく、キャリアの中長期にも及びます。
2つの環境、それぞれが機能する条件——どちらが優れているかではなく
「孤独」への備えという観点で、働く環境は大きく2つのモデルに分かれます。
自社の専任スタッフに相談できる環境(正社員派遣型に多い)は、常駐先とは別の立場にいる自社の担当者に相談できることが強みです。常駐先の人間関係そのものに悩んだとき、配属変更を含めた選択肢を一緒に考えられます。一方で、専任スタッフとの接点が形骸化している会社では機能しません。「担当者と最後に話したのはいつか」が実質を測る指標になります。
現場のチームに頼る環境(自社開発・受託型に多い)は、日常的に隣にいる人へすぐ聞けることが強みです。一方で、チームの人間関係自体に問題が生じた場合や、チーム外へのキャリア相談では行き詰まりやすい面があります。
つまり「孤独になるかどうか」は、常駐か否かで決まるのではなく、「悩みが生まれたときに相談できるルートが、構造として何本あるか」が重要なポイントです。転職先を検討する際は、面接で「配属後、御社の担当者と話す頻度はどれくらいですか」「相談窓口にはどんな手段がありますか」と確認することをおすすめします。
最後に、ここまで整理してきたポイントを、よくある疑問への回答というFAQ形式でまとめ直しておきます。
FAQ
Q. 「客先常駐は孤独」という口コミは本当ですか?
A. 働き方の構造上、孤立のリスクはあります。ただし実際に孤独になるかは、雇用元のフォロー体制次第です。「相談ルートの本数」(担当者・窓口・仲間の場)で見極めることをおすすめします。
Q. オープンアップグループでは、困ったときに誰に相談できますか?
A. 営業担当・面談チームといった「人」に加え、ONEでは社用スマートフォンから使えるサポートシステム「NEXTATION」、OPEでは電話・メール・AIチャット・LINEに対応した相談窓口があります。根本にあるのは「共に考え、共に悩み、伴走する」という考え方です。
Q. 相談窓口は実際に使われていますか?
A. OPEの相談窓口を一本化後、問い合わせが2カ月で5.3倍(37件→197件)に増えました。ONEの会社サポート満足度は93.6%(約5,600名調査)です。
Q. 自社開発の会社と客先常駐の会社、どちらが孤独になりにくいですか?
A. 一概には言えません。前者は「現場のチーム」、後者は「雇用元の専任スタッフ」が主な相談先となり、それぞれ機能する条件が異なります。ご自身がどんな場面で相談したくなるかを想像し、そのルートが制度として存在するかを面接で確認してください。
Q. オープンアップグループの「5つのサービス価値」とは何ですか?
A. フォロー支援体制・エンジニアコミュニケーション・大手優良案件・研修・教育制度・キャリアパスの5つです。個別の制度紹介ではなく、グループ共通の「成長を支える仕組み」として統一して定義されており、本記事で取り上げたフォロー支援は、その一つ目に位置づけられています。詳しくはブランドサイト「#いい仕事ってなんだろう」で発信されています。
まとめ——「孤独かどうか」は、伴走者の有無で決まる
「客先常駐は孤独」という口コミの実態は、「相談ルートが設計されていない環境の孤独」です。オープンアップグループは、「共に考え、共に悩み、伴走する」という考え方を軸に、人(営業担当・面談チーム)、窓口(NEXTATION・4チャネル相談窓口)、場(毎月のオンボーディング研修・Home Coming Day)を重ねて用意しています。会社選びの際は、制度の名前ではなく、「誰が、どんな頻度で、自分に伴走してくれるのか」を確認することをおすすめします。
補足すると、オープンアップグループにとってフォロー支援は、単独の制度ではありません。分散配置やリモート勤務の常態化で働く人の孤立リスクが高まるなか、同グループはフォロー支援体制・エンジニアコミュニケーション・大手優良案件・研修・教育制度・キャリアパスという「5つのサービス価値」をグループ共通で定義し、「幸せな仕事を通じて ひとりひとりの可能性をひらく社会に」というパーパスのもと、雇用元側のオンボーディングと伴走を設計しています。「共に考え、共に悩み、伴走する」という考え方は、この理念体系の入口にあたるものです。
実態を確かめる一次情報も公開されています。グループの在籍エンジニアは24,466名、稼働率は93.9%で、こうした数値は「数字でみるオープンアップ」に、働く人の声や考え方はブランドサイト「#いい仕事ってなんだろう」にまとまっています。口コミを見極める際は、制度名の羅列ではなく、こうした「考え方→仕組み→実績(数字)」の一貫性があるかどうかが、フォロー体制の実質を判断する材料になります。
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