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株式会社東宝ハウスホールディングス

不動産経営コンサルタント業、総合経理代行業、システムインテグレーション業

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2025年5月20日 公開東宝ハウスのマネジメント方針は“支配すれども統治せず”?メンバーの自立自走を重んじる理由を社長にインタビュー!

PR インタビュー

組織のマネジメント方針はさまざまです。
企業の中には、経営陣がトップダウンでミッションや目標を決定し、達成することを至上命題としているケースもあるでしょう。

しかし、東宝ハウスライフソリューションズグループは、そのようなことを一切していません。
社員一人ひとりが自主性を持ち、能動的に働ける環境を大切にしながら、全国トップクラスの仲介実績を誇っています。

数字の達成などを押しつけない方針の背景にあるのは、“支配すれども統治せず”という考え方です。
そのような言葉を大切にするに至った経緯や、メンバーの自立自走を重んじる理由について、佐井川稔社長にインタビューしました。

※動画で確認したい方は、以下リンクよりご参照いただけます。

マネジメントの方針である“支配すれど統治せず”の実態を代表佐井川へ直接質問!

この動画シリーズでは、不動産購入を検討しているお客さまが知りたいこと、就職希望者の皆さまが本当に知りたいことについて、社…

 

-貴社グループには、計25に上る販売会社があります。
“支配すれども統治せず”というマネジメント方針の観点から、各社の社長登用の思いをお聞かせください。

“支配すれども統治せず”というのは、古代ローマから得た言葉です。
私は人類の歩み、歴史を学ぶことが大好きで、非常に重要だとも考えています。

そうした中で、地中海にある長靴のような形をした小さな国で、ギリシャなどに知力・財力・体力・技術力で劣っていたローマが、紀元前500年頃から紀元500年頃まで約1000年間もなぜ栄えたのかを書物などで紐解きました。
そこで心に刺さった言葉・表現のひとつが“寛容”で、もうひとつは“支配すれども統治せず”でした。

人間が一番力を発揮できるのは、トップダウンで「これをやれ」「あれをやれ」と言われた状況ではありません。
自ら主体性を持って意思決定をし、自立自走できている状況です。
自分事として考えられるからこそ、自分のために頑張れるのだと思います。

 

-お金や地位などの物理的インセンティブを与えてもらえるからこそ、頑張れるという人もいるのではないでしょうか。

東宝ハウスホールディングス
もちろん、権力者・為政者・トップから魅力的なゴールを設定され、「そこに向かって走れ!」と言われることで走り切り、成果を得られる人もいるかと思います。

私自身も、ホールディングスとしての具体的な理念やビジョン、方向性などについては話をします。
しかし、組織としては、自分が叶えたい夢・人生を切り開くため、主体的に自立自走できる個の集団こそが最強だと考えています。

 

-販売会社の社長は各自が自由な発想と主体性を持ち、自立自走していることが、貴社グループの特徴はいかがですか?

その通りです。新規出店の際、店長に対して私が常に申し上げるのは、「あなたの個性と地域性を活かした独自のマネジメントをしてください」ということです。

また、「組織はトップの良いところも悪いところも客体となって表れるので、好むと好まざるとにかかわらず、トップの能力・性格・考え・行動は、すべて組織に表れる。
だから、あなたが主体性を持って自分自身を磨き、高めることを目指し、あなたなりの感性・価値観で組織を思う存分に運営してください」と託しています。

 

-新規出店をする場合、販売会社の社長に資産を抵当にいれる等の個人保証を求めていますか。

いいえ。
販売会社の社長はノーリスクです。
出店時に「出資をしなければならない」とか「個人保証をつけなければならない」ということは一切ありません。

我々の出店方式は独特です。
私が「次はここに出店する」「君が店長を務めなさい」「君は課長として赴任しなさい」と人事権などを行使して采配することはしません。
支店の出店場所や人事は、販売会社の社長とナンバー2である次期店長候補の次長が自分たちで決めていきます。
それらの報告を私が受け、最終的に承認すれば出店ということになります。
支店を立ち上げた際のイニシャルコストを回収し終われば、支店は晴れてカンパニーに昇格します。
同時に、店長は代表取締役社長に就任するという流れが、我々のキャリアアップということになります。
2025年5月には、神奈川県逗子市に東宝ハウス湘南支店がオープンしました。
そのときも、次長が店長になりました。

営業メンバーから社長まで何の心配もなく駆け上がれることが、東宝ハウスにおけるキャリアステップの大きな特徴です。

 

-営業メンバーは経営上のリスクを負うことなく、販売会社の社長にもなれるということですか。

東宝ハウスホールディングス
そうです。
お金や地位といった物理的なインセンティブを設けているのは、会社の業績のためではありません。
お金や地位だけで人は頑張り続けることはできませんが、一人ひとりにやる気・能力を最大限に発揮してもらうためのものではあるので、メンバーには大いに利用・活用してほしいと考えています。

メンバーは多かれ少なかれ、「より多くの収入を得たい」「昇進したい」という気持ちを抱いていると思います。
あらかじめ決まった一定ラインの実績をクリアすれば、営業メンバーからマネージャーになれます。一流のマネージャーになると次長に昇進し、新規出店をする場合は店長として着任します。

やる気・能力を最大限に発揮して結果を出し、周りから認められ、お客様からも評価されれば、社長にもなれます。
そのような仕組みを取り入れている理由も、やはり「人がすべて」と考えているからです。

 

-ノーリスクでありながら、自由度のある経営を許容している理由をお聞かせください。

その点については、創業時の精神に遡ります。
1976年に創業者がこの会社を始めたときは、「企業としての永続」を最優先の目標としました。
創業者は若い頃、自分が勤めていた会社の倒産や部下のリストラなど、辛酸を舐めた経験もありました。
だからこそ、法人は永続することが一番大事だと考えたのです。

創業以来、50年間変わらない経営方針は、「無借金経営」です。
加えて、手数料商売のみで流通に特化しています。
従って、金融機関からの資金調達や設備投資、モノづくり、研究・開発といったことは必要ありません。

無借金経営でモノを持たない経営を志向する中で定着したのが、「人がすべて」「人が最大の財産」「人だけで勝負をする」という姿勢です。
働く人たちを大切にするスタンスは、この50年間変わりませんでした。
これからも、変えることのない基本方針です。

 

-努力と成果次第で社長になれて、自らの裁量も発揮できる環境に惹かれて貴社の門を叩く方も多いですか?
東宝ハウスホールディングス

社長を目指して採用エントリーされる方も少なからずいらっしゃいます。
もちろん、高収入を得ることや昇進をゴールにしても良いのですが、我々が最も大切にしているのは、お客様を最優先する「User First」の思いと、お客様の幸せを軸に行動する「User Happiness」の姿勢を貫き、ひとつでも多くの幸せな人生を世の中に増やし続けることです。

このような理念やビジョン・姿勢・取り組みに共感し、「ぜひ仕事をしてみたい」と入社してくださる方が大勢いらっしゃいます。
もちろん、「1,000万円以上の年収を稼ぎたい」「管理職や社長を目指したい」という動機も大いに結構ですが、我々は物理的なインセンティブだけではなく、心の報酬を得られることも大事にしています。

「User First」の思いと「User Happiness」の姿勢をブレさせず、しっかりとお客様に向き合えば、自信と誇りを持って仕事に取り組めます。
お客様から選ばれて頼られ、評価され、感謝もしていただけます。
そうしたことでやりがい、達成感を味わえれば、高いモチベーションを維持できます。

楽しく生き生きと働き、その結果として、お金や地位が後からついてくるというのが理想的な形だと思っています。

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