株式会社プラセス
OA・自動車・エレクトロニクスなどの樹脂金型、 樹脂成形品及びプレス部品の組立販売
愛知県豊川市宿町権平24番地
今回は、1977年の創業以来、自動車部品を中心としたプラスチック部品の金型設計から製作・成形・プレス・塗装・組立などを手がける愛知県の製造業者、株式会社プラセスの賀澤さんにインタビューしました。
新商品の設計から配送まで、社内業務の全てを知る賀澤さんは、廃プラスチックを再利用したカラフルな防犯砂利「REPLAS STONE」などの開発を実現させた、社内でも要となる人物の一人です。
今回のインタビューでは、高い技術力と豊富な経験を持ち、社内初の女性管理職として活躍している賀澤さんに、株式会社プラセスへの入社動機や、その社風について伺いました。
国内工場で製造Bグループのグループ長をしている賀澤と申します。
プラセスでは材料から部品を成形するまでの工程をAグループ、成形した部品の検査・パッケージング・配送といった後工程をBグループと分担しており、私はBグループ全体を統括する管理職という立場です。
一度、結婚や出産で仕事を離れた後、再就職をするときに前職で経験があった配送業務の求人があったため、プラセスへ応募、入社しました。
一番の理由は、職場の人たちがとても親切で、安心して働けたからです。
入社した当初は子どもが小さく、仕事でわからないことも多かったので、「休みを取りづらいんじゃないか?」「辞めた方が良いんじゃないか?」と不安に思うこともありました。
ただ、わからないことは周りの先輩や上司が手厚くサポートしてくれましたし、子どもが急に体調を崩しても、皆、嫌な顔ひとつせずにフォローしてくれました。
社内全体に、「自分の子どもが小さい時に先輩や上司にしてもらって助かったことを、バリバリ働けるようになった今、後輩たちに返してあげたい」という想いが浸透しており、子育て世代にとって心強く感じられるような企業風土があったのです。
その影響もあってか、現在も多くの従業員が産休・育休後に職場に戻ってきてくれています。
きっかけは、10年ほど前に社内の体制が大きく変わったことです。
それまで別フロアで仕事をしていた製造AグループとBグループが効率化のために同じ空間で仕事をするようになりました。
入社以降、配送・出荷・検査と複数の部署を経験する中で、検査の仕事にやりがいを感じていました。
ただ、部品が出来上がる様子を間近で見て、検査だけでなく、ものづくりにも興味を抱き、金型や成形に関する仕事を覚えたり、会社の勧めでセミナーや講習会に参加したりするようになったのです。
そんな時、新商品を開発しようという話が持ち上がりました。
私が社内で唯一、複数の部署も経験しており、かつ成形に関する業務もできる社員ということもあり、社内初の女性管理職者として、社長から商品開発チームへの参加の打診をいただきました。
私の昇進の場合、最初からキャリアアップを考えていたというよりも、「こうしたい!」「こうしたら良いのでは?」という自分の意見を、上司や社長が日頃から真剣に聞いてくれていたことが大きかったように思います。
さまざまな部署を経験していたことや勧められたセミナーや講習会への参加、資格取得を通じて、多くの学びを得られ、キャリアアップにつながったのだと感じています。
新商品開発で大変だったのは、「ここまでやれば良い」「これを作れば良い」という明確な正解がないことでした。
求められる部品を作って提供する従来の仕事とは違い、一般消費者向けの商品の開発を目指すため、自社の技術力で何ができるのか、どういったパッケージが良いのかなど、何もかも手探りの状態から試行錯誤し、意見を出し合って少しずつ商品を形にしていきました。
中でも印象に残っているのは、KITTE名古屋に展示されるクリスマスツリー用に開発した、きれいに明るく光る白色の蓄光プラスチック作りです。
蓄光プラスチックはそもそも着色が難しく、さらに白色のものをきれいに光らせるのは業界でも難しいと言われていたのですが、メンバーと相談しながら0.1グラム単位の調整を重ねた結果、自社の技術でできる最高品質の商品を完成させることができました。
苦労した分、展示されたクリスマスツリーを見た時の達成感、感動は今でも忘れられません。
社長を含めた管理職や現場との距離が近いため、社長主導で改善が進むこともあれば、社員やパートさんの声から社内制度が変わることもあります。
上層部全体が効率化や改善に前向きで、導入された制度やルールのフィードバックも聞いてもらえるので、私自身も家族や友人に仕事について聞いたり、アイデアをもらい、それを上層部に提案する機会も増えました。
以前はよくある普通の工場でしたが、業務の効率化や時代に合わせた環境への配慮も進んでいますし、女性管理職も2人に増えるなど、女性も男性と同じように活躍を評価される環境であると感じています。
ささいな相談から仕事における展望まで、上司や先輩、社長と気軽に話せることです。
できる・できないは別として、話したことを一度は受け止め、判断した上で答えてくれるので、「自分の話を聞いてもらえる」という安心感があります。
また、キャリアアップやスキルアップに役立つセミナーの案内など、やりたい・成長したいと思ったことを後押ししてくれる社内文化が根付いているところも、とてもありがたいと思っています。
プラセスはこの10年で大きく変わりました。今後も、どんどん変わっていくでしょう。
新しい環境に飛び込むのは不安だと思いますが、私も、今まで会社や周りの方にサポートしてもらった経験をもとに、上司として皆さんをフォローしますので、安心して入社して欲しいと思います。
仕事も社内の改善も、一人ではできません。
皆で協力し、より良い会社を作り、社員全員がわくわくしながら仕事ができるような職場を実現するために、ぜひ皆さんの力を貸してください。
今回は、株式会社プラセスの賀澤さんにプラセスの魅力や働きやすさについて伺いました。
産休を挟みつつ、勤続30年を迎えた賀澤さんのお話から伝わってきたのは、改善・改良のために社員の意見を受け止め、良い方向に変わってきた会社への信頼感と、働きやすさを追求し、チャレンジを後押ししてくれる前向きな社内文化です。
kaiのコンテンツでは、詳しい社内制度、社風に関する口コミや回答も確認できます。
意見を受け止めてくれる企業、自分たちで変えていける会社に興味をお持ちの方は、ぜひ一度、プラセスの口コミをチェックしてみてください。
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