
技術力と事業成長について
会社の将来性2026年3月13日 公開

独自の高い技術力を活かした、今後の事業成長の見通しや新製品開発のロードマップについて教えてください。
貴重なご質問をいただきありがとうございます。
弊社は創業以来培ってきた「切る・削る・磨く」というコア技術を、その時代の最先端トレンドに合わせて進化させ続けることで、常に新しい市場を切り拓き成長してきました。
実際に、現在は既存のコア技術を活かした製品群への引き合いが非常に強く、生産が追いつかないほど好調に推移しており、トレンドに合わせた技術を進化させることで、確実に収益を上げております。
具体的には、かつて弊社の主力であった「軸受宝石」「レコード針」の製造過程で培った技術は、時代の変化とともに、形を変えながら次の事業へと継承されています。
軸受宝石の精密研磨技術は、ルビーやサファイアといった超硬素材をミクロン以下の精度で加工する力を磨き上げ、レコード針ではさらにダイヤモンドの微細成形と針先の形状制御という高度な技術へと発展しました。
こうして培われた高精度加工技術は、光通信分野にも継承されています。
光ファイバーの接続部品であるフェルールやスリーブは、光信号のロスを最小限に抑えるため、サブミクロン単位の真円度・同軸度が求められます。
軸受宝石の製造で積み上げてきたセラミックスの精密加工技術は、そのままこの高精度部品の製造へと応用され、現在では通信インフラを支える基幹部品として世界中で使用されています。
さらに、レコードカートリッジに用いられていたマグネットに着目し、精密加工のノウハウと組み合わせることで、モーター事業が誕生しました。
鉄心を持たない構造により、振動を極限まで抑えた滑らかな回転を実現したこのモーターは、1970年代にウォークマンに採用されたことを契機に、世界へと広まり、現在では医療機器・ドローン・産業用ロボットなど、精度と信頼性が求められる成長分野において高い競争力を発揮しています。
研究開発やBtoB製品の技術革新は、製品化されるまで外部からは見えにくいものですが、水面下では着実に進化を続けております。
「人工ダイヤモンド」をはじめとする新素材開発も、既存事業で得た収益を原資とした未来への投資です。
国内外の研究機関や企業とのアライアンスを広げ、事業化への準備を進めております。
既存技術の応用による確実な収益拡大と、未来技術への積極投資。
この両輪を回しながら、今後もメーカーとしての実力を高め、さらなる成長を目指してまいります。
