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日世株式会社

ソフトクリームの関連資材(ソフトクリームミックス、コーン、フリーザー)の製造販売、フルーツプレパレーション(フルーツ調整品)の製造販売、乳製品(ホイップクリーム・シェークミックス等)の製造販売、小型万能全自動充填機のレンタル、包装資材の仕入販売

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2026年10月15日 公開 「人を大切にする」会社へ。日世・吉田社長が描く、社員の挑戦から始まる10年後の未来

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日世

日本で初めてソフトクリームを発売し、ソフトクリーム文化を広げてきた日世株式会社。
現在は、ソフトクリーム関連商品を幅広く手がける総合メーカーです。
2022年3月に代表取締役社長へ就任した吉田文治氏。
日世が掲げる「笑顔あふれる幸せづくり」を目指し、組織改革を進めています。
その根底にあるのが、NISSEI WAYの1つ「人を大切にする」姿勢です。
2026年2月のエンゲージメントサーベイでは、職場環境や制度について社員から意見が寄せられました。
吉田社長は社員から寄せられた声をどのように受け止め、日世をどのような会社へ変えていこうとしているのでしょうか。
現在進めている改革から10年後の成長戦略、社員に期待することまで、率直に語っていただきました。

 

-吉田社長が経営するうえで大切にしていることを教えてください。

私は、日世という会社を「笑顔あふれる幸せづくり」を体現する存在にしたいと考えています。
その中心にあるのが、NISSEI WAYの「人を大切にする」という考え方です。
社員一人ひとりが持っている可能性を信じ、その成長を支える。
そして、安心して挑戦できる環境を整える。
それが私の経営の原点です。
ソフトクリームは、1つのコーンの上に一段ずつ丁寧に積み重ねていくことで、きれいな形になっていきます。
会社も同じだと思っています。
一人ひとりの努力や挑戦が積み重なって、初めて日世らしい未来が形になっていく。
そのための土台をつくることが、経営者である私の役割です。

 

-2026年2月にはエンゲージメントサーベイが実施されています。結果をどのように受け止めましたか。

当社では、働いている皆さんの声を聞き、その思いを経営に取り入れていくため、2025年から年に一度、エンゲージメントサーベイを実施しています。
2026年2月のサーベイでも、現場で働く皆さんから率直で真摯な声を数多くいただきました。
会社をより良くするための未来へのヒントを多くいただいたと考えています。
現場で働く皆さんが最高の仕事をできるような環境整備をさらに進める必要性を改めて認識しました。

 

-課題だけではなく、手応えを感じた部分もありましたか。

むしろ、そこが非常に大きかったですね。
厳しい意見がある一方で、「会社を良くしたい」「もっと挑戦したい」「他部署と交流したい」といった前向きな声も多く寄せられました。
会社に対して何も期待していなければ、こうした声は出てこないと思います。
私は、日世には打てば響く組織になれる大きな潜在力があると感じています。
一人ひとりが持っている熱量が合わさったとき、それが組織として立ち上がる力になります。
この力こそ、当社の中長期事業計画である10年ビジョンを実現するうえでの核であり、未来を切り拓いていく原動力だと考えています。

 

-社員の声を受け、具体的にはどのような改革を進めていくのでしょうか。

改革の目的は非常にシンプルです。
社員の皆さんの貴重な時間を、本質的でワクワクする仕事に取り戻したいと思っています。
サーベイでは、縦割りの弊害や製造現場の酷暑、ITの不備、説明不足による不信感などへの意見がありました。
経営として向き合わなければならない課題です。
社員が自由に発想できる。
困ったときには相談できる。
そして、新しいことに安心して挑戦できる。
そうした環境をつくることを経営の最優先事項の一つとして進めています。
仕事も同じです。
挑戦してくださいと言うだけではなく、社員が挑戦できる環境を会社側がきちんと整える必要があります。

 

-社内コミュニケーションに関する課題に対し、今後はどのような方針で改革していきますか。

私は、会社が何かを進めるとき、「何をするのか」だけではなく、「なぜやるのか」まで共有することが非常に重要だと思っています。
目的を共有できて初めて、1つのチームとして同じ方向へ進めるからです。
今後は、経営側から一方的に発表するコミュニケーションではなく、双方向の対話を大幅に増やしていきます。
会議そのものを抜本的に見直す「会議破壊」を進めるほか、役員が現場へ足を運ぶ機会を増やします。
車座ミーティングや定期的なヒアリングも行い、社員の皆さんと直接話す場をつくっていきます。
私たちは10年後に「連結売上高1000億円」「打てば響く組織」を実現するという目標を掲げています。
ただ、経営陣だけが目標を理解していても意味がありません。
なぜ1000億円を目指すのか。
その先にどのような会社をつくりたいのか。
そして、自分の仕事がその未来とどうつながっているのか。
社員一人ひとりが自分事として考えられる状態になるまで、対話を続けていきたいと思っています。

 

-10年後に向けて、事業そのものはどのように成長させていくのでしょうか。

私たちが目指しているのは、財務価値と非財務価値を統合した幸せづくり企業への進化です。
そのために、大きく3つの成長エンジンを考えています。
1つ目が、総合サービスのグローバル展開です。
伊藤忠商事との強いパートナーシップも活かしながら、中国・アジア市場への展開を本格化させ、世界に日世のソフトクリーム文化を広げていきます。

2つ目が、サステナビリティを基盤とした製品イノベーションです。
環境配慮型資材、低GWP冷媒フリーザー、アレルギー対応ソフトクリームなど、食の安全・安心・楽しさにつながる新しい価値を生み出していきます。

そして3つ目が、2035年においても現在と同水準の営業利益率を維持する事業計画です。
ただし、利益そのものが目的ではありません。
社員の雇用や給与を守ること。
職場環境を改善するために投資すること。
そして、社員が新しいことへ挑戦できる舞台を広げること。
そのためには、会社として十分な利益を生み出し続ける必要があります。

利益はいわば、日世が未来へ進んでいくための燃料です。
原材料価格やエネルギー価格の上昇など、外部環境は決して楽観できません。
だからこそ、2026年5月には部門長オフサイトMTGを実施し、各部門が自分たちで具体的な行動計画を明確にしました。
会社から与えられた計画をこなすのではなく、それぞれの部門が自分たちで考えて動く。
そうした組織に変えていきたいと思っています。

 

-事業を成長させるには、社員一人ひとりの成長も必要になりますね。

そのとおりです。
NISSEI WAYの「人を大切にする」という考え方の真髄は、単に社員に優しくするということではありません。
社員一人ひとりの可能性を信じ、成長を支援することだと考えています。
そのために、評価基準をより明確にしていくほか、良い取り組みや成果といったブライトスポット(成功事例)を見つけたら、すぐに称賛する文化を定着させたいと思っています。
業務面でも、マニュアル作成の支援や動画の活用など、ITへの投資を進めています。
さらに、若い社員にもグローバル案件や新素材開発などへ挑戦してもらいたいと考えています。
成長は、ある日突然起こるものではありません。
“昨日より今日、今日より明日”と、一つひとつの経験や挑戦を積み重ねていくものです。
社員が少しずつ成長していく過程を、会社としてしっかり後押ししていきます。

 

-働く環境については、今後どのような会社を目指しますか。

私には1つ、強く信じていることがあります。
従業員が会社から大切にされているからこそ、お客様や取引先の皆様をはじめとした他者を大切にできるということです。
そのため、IT環境の刷新や業務効率化、人員配置の見直しによる労働時間の削減を進めています。
ハラスメント研修の定期化や相談窓口の強化にも取り組みます。
字幕付き動画を活用して外国人社員へ配慮しつつ、VR避難訓練を取り入れ、安全な職場を整えます。
ただ、制度を整えるだけで良い会社になるとは思っていません。
最終的に大切なのは、一緒に働いている人同士が互いを尊重し、誰かが困っていれば自然に助け合えることです。
ソフトクリームのように、柔らかく、しなやかで、互いに支え合える。そんな組織でありたいですね。

 

-最後に、日世で働く社員の皆さん、そして日世に興味を持っている方へメッセージをお願いします。

日世

私は、日世を「日本で一番大切にしたい会社」にしたいと本気で思っています。
社員の皆さんが安心して挑戦できる環境がある。
自分自身の成長を実感できる機会がある。
そして、自分が働いている会社を心から誇れる。
そんな会社をつくっていきたいと思っています。
その一方で、会社が環境を整えるだけでは未来は生まれません。
社員の皆さんにも、ぜひ思い切って未来を創り出す挑戦者になってほしいと思っています。
NISSEI WAYには「人を大切にする」とともに、「未知に挑む」という行動指針があります。
挑戦には失敗がつきものです。
それでも、一人ひとりが昨日より一歩前へ進もうとする。
その積み重ねが、日世という会社を変えていきます。
ソフトクリームが巻き上がる瞬間のように、一人ひとりの挑戦が日世の未来を形づくっていく。
そのプロセスを会社としてしっかり称え、評価していきます。
社員と会社が一緒になって「笑顔あふれる幸せづくり」を実現し、日世の次の10年をつくっていきたいと思っています。

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