事業の将来性について
将来性について2024年9月13日 公開
過去の口コミで、「主軸となる事業は縮小傾向にあり、新規事業にも着手できていない」と記載されていました。実態はいかがでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
かつて弊社が主軸としていた家庭用FRP浄化槽事業は、下水道の普及により縮小傾向にあります。
弊社は、既に上記の事業はレッドオーシャンであると認識しており、これまで培ったノウハウをより生かせる事業に舵を切っています。
具体的には、顧客が抱える課題に向き合い、最良の解決策(処理プロセスやシステム、省エネ化や高機能化など)を提案して具現化するエンジニアリング事業を志向しています。
このような、大手では小回りが利かず、中小では技術やリソースの面で対応が難しいニッチな市場はむしろ拡大傾向にあり、まさに弊社の強みを発揮できるマーケットです。
その結果、2024年3月期には、売上高71億8000万円、営業利益6億8800万円、営業利益率9.6%と成長を遂げました。
特に本業での利益を示す営業利益においては、約10年前と比較して500%の伸長を実現しています。
上記のように弊社の業績は上昇傾向にございますが、現状に満足することなくさらなる成長を目指し取り組んでいます。
具体的には、維持管理業務においてIoTを活用した遠隔監視やデジタル日報の普及を推進しています。
弊社では顧客からの外部委託ニーズに応えるべくこの分野を包括的受託管理業務と位置づけ、需要増が見込める成長市場と捉えています。
また同時に、海外のマーケットも視野に入れており、タイの関係会社を核とした東南アジア市場での事業展開を想定しています。
人々が生活を営む限り、汚水浄化事業はなくなりません。
時代とともに変化する社会環境の中で、特定のモノやサービスに縛られず、顧客ニーズと環境配慮を両立したソリューションを提供することが弊社の強みであり、社会的使命であると考えています。
これからも社会に貢献する企業であり続けられるよう、努力してまいります。