派遣先の決定方法について
働き方について2022年11月17日 公開
「本人の意思はあまり考慮されずに派遣先が決められる」という口コミを見ました。 実態はどうなのでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
以下の2点から「本人の意思はあまり考慮されずに派遣先が決められる」ということはいたしません。
①入社時と派遣時に面談を実施 派遣先のお客様も基本的に長期派遣を望まれているため、以下2点を必ず確認しています。
・生活状況 通勤時間や子どもの送り迎え、介護、本人の体調(定期的な通院の必要性)など、事前に職場の協力を仰がなければ勤務が続けられない事情がないか確認をします。
もし何かしらの事情があるようであれば、推薦時に派遣先にお伝えしなければならないからです。
・会社意向の伝達と意思確認 検討している派遣先の勤務地や設計内容を伝え(業務内容の詳細は下記事前見学の際に確認)、継続勤務が可能かの意思確認を行います。
今後携わりたい設計と実際の業務に大きくズレがあれば気持ちが継続せず、技術力の向上はおろか、早期退職にもつながると考えております。
そのため、派遣起用にあたっての会社意向の伝達と本人の事前意思確認を必ず実施し、アンマッチを起こなさいように努めています。
実際に、弊社の離職率は2%以下という※全国平均11.1 %と比較しても大変低い数値となっていることから、慎重な派遣決定を行っていることがおわかりいただけるかと思います。
※参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/dl/kekka_gaiyo-01.pdf(令和3年雇用動向調査)
面談にて上記を確認後、これまでの経験や実績などのスキル、お客様からのご評価、本人の性格、ヒューマンスキルといった特性も踏まえた上で、派遣先を検討する流れになります。
実際に「車のエンジニアになりたい」と生涯にわたり車関連の設計を希望した社員は、マフラー、シート、ラジエーター、車体など、車部品メーカー派遣を継続しており、可能な限り要望に沿った派遣先の選定に努めています。
②最終決定前に事前の会社見学を実施 また最終決定にいたる前の手続きとして、必ず事前の会社見学を実施します。
実際の職場環境や仕事内容等の確認をしてもらうことで、より納得度の高い配属ができると考えているためです。
しかし、全員が了解して派遣が成立しても、思い違いや生活環境の変化、実際の業務、職場環境により、結果的に派遣勤務が続けられないという場合も残念ながらあります。
その場合は、社長、マネージャー、営業担当者がチームで事態改善に向けたアクションを必ず取ります。
派遣は最初の入所決定で終わりではなく、技術者の力を継続して発揮できるかのフォローが大事と考えているため、相談できる環境を整備しています。
早々の派遣終了となれば、本人のキャリアアップに繋がらないだけでなく、お客様にご迷惑をおかけし会社としても信用を失います。
そのため、本人、派遣先、派遣元の全員が納得する環境を可能な限り整えてから、派遣を実施するよう努めております。
今後も、社員の夢に寄り添ったキャリアアップ派遣ができるよう努めてまいります。