
評価制度について
評価2025年5月13日 公開

「何をもって評価されるかは上司次第」という口コミがありました。貴社の評価制度について教えてください。
- 回答者
- HR統括本部/コーポレートコミュニケーション本部 本部長 八木 幸子(やぎ さちこ)
株式会社マーキュリーの八木です。貴重なご質問をいただきありがとうございます。
弊社では、正社員全員に対して半期ごとの「能力評価シート」に基づいた評価制度を導入しています。
評価基準は職種・部署ごとに最適化された指標を設定し、業務内容や配属先の違いにより有利・不利が生じないようにしています。
評価項目には、社員自身が設定した定量・定性の目標も含まれ、その達成度が評価につながります。
最終的な評価は、複数の上長と本部(人事)が連携して決定しており、主観に偏らない公平性を重視しています。
評価結果は昇給・昇進の判断材料となるだけでなく、原則として上長との1on1面談を通して本人へフィードバックされます。
使用する評価シートは事前に共有され、評価の根拠となる行動や成果について本人とすり合わせながら納得度を高めています。
評価者による伝え方のばらつきをなくし、「どうすれば評価が上がるのか」が明確に伝わるよう取り組んでいます。
高評価者の共通点としては、「与えられた仕事+α」の行動やチームへの貢献に主体的に取り組んでいる点が挙げられます。
実際に、与えられた仕事以上の成果が認められ、高評価を得た若手社員の実例をご紹介します。
【例①:販売職(入社2年目)】
・高評価ポイント:売上目標の達成率が高く、育成面での貢献
・取り組み内容:新人社員へのロールプレイ研修を自ら提案・実施
・結果:入社2年でリーダー職に昇進
【例②:コールセンター職(入社3年目)】
・高評価ポイント:応対品質向上に向けたマニュアル改善とKPI達成
・取り組み内容:応対品質調査の結果を基にFAQやトークスクリプトを見直し、Sスコアを向上
・結果:半期評価でSランクを獲得し、賞与に反映
なお、2019年よりマネジメントシステム「カオナビ」を全社導入し、評価制度の透明性・効率性も向上しました。
・評価の透明性向上:評価内容が可視化され、過去の評価も確認できるため上長との評価のすり合わせがしやすくなった。
・スキルの可視化:保有資格、業務上のスキルなどを蓄積し、社員の強みを活かした最適な人材配置が可能になった。
・効率化:以前までは「能力評価シート」をエクセルや手書きで提出していたがシステム導入でフォーム入力となり効率化された。
実際に社員からは、
「自分の評価項目が明確になって納得しやすくなった」
「フィードバック面談が以前より具体的になった」
「能力評価シートの提出が楽になった」
といった声が寄せられています。
今後も制度の継続的な改善を通じて、納得感とやりがいのある職場づくりを進めてまいります。