カトープレジャーグループならではの取り組み
研修について2021年8月25日 公開
カトープレジャーグループならではの取り組みを教えてください
- 取締役 人事統括本部長 大山 邦子
やはりうちは加藤友康代表のカリスマ性に憧れている社員が多いので、
加藤代表・支配人・店長クラスでディスカッションをするという試みはありました。
一昨年(2019年)の取り組みです。
ディスカッションをした背景には、あまりにも役員の力が強くて、直接加藤代表に物申す、
意見を言えるという環境がなかったためです。
これは企業規模が拡大していけばいくほど、陥りやすい現象であると思います。
会社の方針についていける人はついてきてくれるけれど、
中には、ついていけない人や疑問や意見がある人も現れますよね。
「加藤代表が大事にしている考え方や思いを、直接話したり聞いたりできる機会が
ないね」、という案が出て、こういったディスカッションの機会を作りました。
加藤代表にとっても、参加者にとっても、お互いにとって色んな人間性が見える
良い機会になったと思います。
部下に対するコミュニケーションはとても大事だなと感じています。
「この人は何に興味があって、どんな人なのか?」は知らないことが多いです。
それは会社を大きくしていくにあたり、一番の弊害になります。
「この人の強みは何なのか?」を会社側が把握していることで、
活かせることは多いと思います。
だから、お互いを知り合うことを、私はとても大事にしています。
同様に、店長会議をしていくことも大切だと考えています。
みんなが集まってチームで会議をすると、距離感がぐっと縮まって人間関係が
良好になります。同列の立場の横の関係も、店長会議を通じて良い方向に変化します。
例えば、それまでは、お互いに顔は合わせていたけれど、
助け合うまでは行かなかった、胸を貸すことはできなかったという場合でも、
店長会議を経てLINEを交換し合ったりなどして、横の繋がりがぐっと深くなります。
結果として、やはりチーム全体の雰囲気が良くなったと、私は思っています。
カトープレジャーグループでは、この研修のプログラムを
「キャリアシップエクササイズ」と呼んでいます。
“キャリアを持っていらっしゃる方が、同じ船(シップ)にのってエクササイズしていく”
という意味を込めています。「お互いの強みを理解し合いながら、共存していく」と
いう意味でつけました。
加藤代表にあらゆる事業所に行ってもらって、
事業所ごとに支配人や店長を集めました。
そして、加藤代表対支配人という、間に上層部が一切いないエクササイズをして、
懇親会をして…ということをやっていました。
加藤代表とこれだけ近い距離で懇親会をやると、
とても勉強になり、得るものは大きいと思います。
最初は、みんな加藤代表を前にしてもうガチガチに緊張してしまって。
何を聞いていいのか戸惑っていました。
やはり初めはどうしようどうしようと言っていましたが、次第にどんどんワクワクして、
積極的にエクササイズが活性化していくのを感じました。
会社のトップの人と直接会話を重ねることで、お互いに目の前の人のエネルギーを
もらって吸収していくような感覚を体験できたようです。
私もとても勉強になりましたし、やっていてよかったなと強く感じています。