
昇進・昇格の基準と制度運用について
評価2025年9月16日 公開

「昇進や昇格の基準が不明瞭で、社長へのアピールが影響する」といった口コミを見かけました。実際の仕組みはどうなっていますか?
- 回答者
- 取締役 人事総務部長 橋本 俊弘
ご質問いただきありがとうございます。
弊社では、昇進・昇格において、社員の皆さんにとって納得感のある評価が行えるよう、明確な評価制度を設けています。
「成果」「行動」「成長」「組織への関わり」「後進の育成」の5つの観点から社員の取り組みを多角的に評価する仕組みです。
この制度は、業務を遂行する際の権限や責任、処遇を明確にするとともに、求める人材像を社員に示し、現状を把握して次のステップを明確にすることで、成長を促しています。
プロセスは「自己評価→直属上司の評価→部門責任者の評価→役員会による最終判断」という階層的な流れで進みます。
各段階で成果を上げている社員の情報は経営幹部レベルまで共有されるため、客観性や公平性が担保される構造となっています。
また、評価基準は社内ポータルサイト上で公開されており、改定があった際には、説明動画や全社メールを通じて確実な周知を行っています。
「社長へのアピールが重視された」との声については、かつては評価制度の仕組みが十分に整備されておらず、個々の取り組みや成果が見えにくかった時期があったことが背景にあると考えられます。
そうした課題を受けて、ここ数年で人事制度の改革に取り組み、透明性と公平性を重視した評価基準の整備および運用体制の確立を行いました。
弊社は、社員一人ひとりの努力や成果・成長が適切に評価される環境を整えることで、働きがいや、企業の持続的な成長につながると考えています。
今後もキャリア制度のさらなる充実と拡充や評価制度の継続的な改善を通じて、社員一人ひとりが安心して挑戦し、成長できる環境づくりに取り組んでまいります。