管理職の残業代について
年収・給与2024年9月20日 公開
「課長以上の管理職は残業代がつかないため、残業をしている課長未満のほうが給与が高いケースがある」という口コミを見ました。実態はいかがでしょうか?
ご質問いただきありがとうございます。
管理職は役割に応じた職責があり、周りに与える影響が大きく求められるスキルも高いため、給与額や賞与額を高く設定しています。
そのため課長未満の社員が課長以上の管理職の年収を上回ることはほとんどございません。
弊社でいう管理職は一般的な定義と同様に、課長以上のことを指します。
その上で、各役職ごとの平均年収を以下に記載いたします。
・部長:1078万円
・次長:945万円
・課長:729万円
・係長:641万円
・主任:615万円
課長以上の管理職の場合は役職手当や賞与計算に使用する係数が大きくなります。
なぜなら、職位の高い管理者は、会社の使命と方針を深く理解し、会社/自部門のビジョン実現に向けて目標や戦略を立案したり、ビジョン実現に向けて活動する仲間の教育や成長支援を行う責任があるからです。
つまり組織全体に与える影響力が大きいため、役職手当が支払われ、かつ給与額や賞与額が大きくなります。
就業規則により、管理監督者は労働時間、休憩時間および法定休日の適用除外であるため、課長以上の管理職は残業代がつきません。
これは労働基準法上でも同様に定められております。
ただし、毎日の出退勤の打刻による残業時間管理に加え、残業時間を本社が把握することで、問題があれば是正を行っています。
また、深夜残業が発生した場合については割増賃金を支給しております。
これからも、役割と仕事にやりがいと誇りをもって活躍する管理職社員がさらに増え、そんな管理職の背中を見て多くの社員が管理職を目指したいと思える職場環境を、目指してまいります。