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CLINKS株式会社

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2024年6月27日 公開CLINKSの河原浩介社長にインタビュー!テレワークが可能にするITエンジニアの明るい未来とは?

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アプリ開発やWebシステム開発、ITアウトソーシング事業などを手掛けるCLINKS株式会社は、専門人材の不足をはじめとしたIT業界の課題解決に取り組んでいます。

創業者で社長を務める河原浩介氏は、自動車業界からIT業界に転身した異色の経歴の持ち主です。
複数の業種の経験で培った幅広い視野とビジョン、さらには自身の経験を活かし、自社ツールの開発や、ITエンジニアがより快適に働ける環境づくりに力を注いでいます。
この記事では、テレワーク関連の事業と未経験者を中心とした教育研修事業などを推進する河原社長にインタビューを実施し、CLINKSの事業の強みや将来展望などについてお聞きしました。

自動車業界からIT業界に転身して起業

-幼少期や学生時代はどのように過ごされましたか。また、経営者を志したきっかけは何だったのでしょうか。

幼い頃は自動車の絵を描くのが得意でしたが、あまり落ち着きがありませんでした。勉強は好きでなかったので、いかに努力しないで結果を出すかにこだわっていました。
早稲田大学商学部を卒業後、自動車メーカーのマツダ株式会社に営業職として入社しましたが、32歳のときにIT業界への転身を決意しました。
新たな勤務先ではシステムエンジニアとして一からキャリアを積み、取締役に抜擢されたタイミングで「自分がやりたいことをするなら、自分で会社をつくるべきだ」と考えるようになりました。
そのような志のもと、2002年12月に私1人で立ち上げたのがCLINKSです。

-社名の由来と、それにまつわるエピソードがあれば教えてください。

コンピューターとコミュニケーションの頭文字である「C」に、それらを繋げるという意味の「LINK」を組み合わせた完全なる造語です。
当時は商業登記規則等が一部改正されて商号登記にローマ字などを使えるようになったばかりということもあり、新しさをアピールするためにアルファベット表記を選択しました。

ITエンジニアの待遇と働く環境の改善を目指す

-会社が目指す理想の姿と、経営者として最も大切にされていることは何ですか。

ITエンジニアの待遇と働く環境を改善して離職を防ぎ、モチベーションアップを実現するという考えを最も大切にしています。
業界全体にRES(リモートエンジニアリングサービス)を広めていくため、CLINKSは通勤不要で心身の負担が少ない新しいワークスタイルを提唱しています。
5年間の自社のテレワーク現場から寄せられた意見をフルに活かして開発したテレワークサポートツール「ZaiTark(ザイターク)」や、ITエンジニア在宅派遣サービス「テレスタ」などを活用すれば、これまでお客様先に依存していた仕事の評価や労務管理を内部で処理できるようになります。
CLINKSが目指しているのは、すべてのITエンジニアが就業場所にとらわれることなく、働きがいのある仕事に携わることができる魅力的な環境づくりです。

-各種ツールなどには、どんな口コミ・評判が寄せられていますか。

例えば、「『ZaiTark』ではテレワークでもチームのメンバーとすぐに繋がることができるので、コミュニケーションで不自由しなくなった。出社時と同じ感覚で仕事(コミュニケーション)ができている」など、ポジティブな口コミ・評判が多く寄せられています。

業歴が浅い社員は意欲と行動、ベテランは成果を評価

-社員と接する際に、心掛けていることはありますか。

社内では私が最高齢で社会人経験も長いので、社会人の先輩として接するよう意識しています。良くも悪くも、自分の言動はそのまま若い社員のお手本になってしまいますから。

-社員の評価については、どんなことを意識されているのでしょうか。

業歴が浅い社員は「積極性」「貢献意識」「上昇志向」など、定性的な意欲と行動を重視します。
業歴が長い、もしくは管理職以上の社員は、定量的な成果を優先して評価します。

未経験でも情熱さえあれば、技術は後からついてくる

-貴社に入り、ITエンジニアを志したいという方に求める人物像があれば教えてください。

「ITエンジニアになりたい」という強い意思を持つ方に入社していただきたいですね。未経験でも情熱と意欲さえあれば、技術力は後からついてくると考えています。
ITエンジニアは日々勉強を続けなければならない職業ですが、CLINKSには充実した研修・教育制度が整っています。最新技術・スキルへの興味が尽きず、貪欲に習得したいという方はCLINKSにマッチすると思います。

-貴社で働くITエンジニアに期待されているのは、どのような役割ですか。

ITエンジニアの仕事は1人で取り組む作業もありますが、チーム内で協力し合うことも非常に多いです。そのため、メンバーと円滑なコミュニケーションを取り、力を合わせてプロジェクトに貢献することが求められます。
さらに、新たなプロジェクト環境や技術の進化へ柔軟に対応し、自分が取り組むべき仕事に適応しなければなりません。
もちろん、ITエンジニアは新たな技術やツールを速やかに使いこなせるようになる必要もあります。

-それらの役割を果たしてもらうため、社内ではどのような環境を整えていますか。

CLINKSではチームの全員が力を合わせてプロジェクトごとに異なる課題に取り組んでいるので、経験と自信を獲得しながら日々成長できます。
テレワーク事業を展開している会社として社員の在宅勤務も推奨しており、一般的な会社と比べて柔軟に働きやすい環境が整っています。
伸び伸びと仕事ができる企業文化や組織体制、充実した福利厚生制度などが揃った良好な職場環境は、社員のワークライフバランス実現にも繋がっていると考えています。

テレワーク事業で優秀な人材を獲得

-改めて、貴社の事業の「強み」をお聞かせください。また、ご自身の「強み」と「弱み」については、どのように認識されていますか。

最大の強みは、やはりテレワーク事業です。「テレスタ」の運用を開始してから、テレワークを希望する優秀な人材やDX・AI系の人材が続々と集まり、CLINKSの大きな躍進に繋がっています。
また、私自身の強みを挙げるなら、社員に仕事を任せることができることだと思います。
一方、同じことをやり続けるのは苦手な性分で、新しいことばかりに気を取られてしまうのが弱みですね。

-これまでの経営を振り返り、最大のピンチだったと思われるのはどんな局面でしたか。それを乗り越えたときのエピソードもお聞かせください。

2008年のリーマンショックでは、創業以来、初めて受注がゼロになってしまうという窮地に陥りました。それでも「リストラは絶対にしない」と宣言したのですが、その代わりにITエンジニアも営業意識を持って仕事をしてほしいと伝えました。
社員が一丸となって「全社営業」に取り組んでくれたおかげで、3年後には増収増益を達成することができました。

社員を信じ、仕事を任せることが大切

-仕事を通じ、感動したことはありますか。

社員に「CLINKSが好きだ」と言ってもらえると、会社を立ち上げて本当に良かったと思います。退職した社員から飲みに誘われたり、社員同士の結婚式に呼ばれたりするのもそうですが、私自身の判断と行動が誰かの人生に繋がっていると感じられるときが一番うれしい瞬間です。

-経営者にとって必要な資質は、どんなことだとお考えでしょうか。

経営者が優秀なあまり、現場の仕事にもつい手を出してしまうというケースは多いかと思います。しかし、そのような会社は、あまり成長していないように感じます。
社員を信じ、仕事を任せられることが、会社を成長させる上で欠かせない資質の1つだと考えています。

働く人たちが家族や友人に自慢できる会社に

-ありがとうございます。最後に、今後の事業展望と目標について教えてください。

ChatGPTなどのAI技術が急速に進化する中、開発分野におけるコーダーやテスト人材の業務内容は変化し、生成AIを組み込むスキルが求められるようになると予測されます。こうした変化に素早く適応し、先端技術に対応することが重要です。
CLINKSでは特にクラウドとセキュリティーに焦点を当て、今後も伸ばしていく予定です。
また、それらのスキル取得を推進することでITエンジニアの価値を引き上げ、1人当たりの年収と売り上げも増やしていきたいと考えています。
最終的な目標としているのは、ここで働くすべての人が自分の家族や友人に自慢できる会社にするということですね。

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