「Mobile OTRS®︎」について
企業について>製品について2022年9月15日 公開
「Mobile OTRS®︎」開発・提供開始の経緯を教えてください。
当社はDXを通じてさまざまな業種・業界の生産性向上に貢献するため、あらゆるサービスを提供しています。その一つとして、生産現場における作業の効率化や業務改善を進めるソフトウェアである「OTRS10」を2016年より提供してきました。
さまざまな業界・業種の生産現場で利用していただいているなかで、トヨタ自動車から『これからの時代は、いつでも、どこでも、誰でも、すぐにその場でカイゼン活動を行えるデジタルツールが必要である』とご要望をいただき、トヨタ自動車の生産現場の意見を取り入れ、スマートフォン・タブレットアプリ「Mobile OTRS」を開発・リリースいたしました。
「Mobile OTRS」は、「いつでも、どこでも、手元から始めるカイゼン活動を。」というコンセプトのもと、生産現場のカイゼン活動をお手元のスマートフォン・タブレットで完結することが可能です。
具体的には、アプリに内蔵されたカメラで動画を撮影し、その動画から作業分析(要素時間の確認など)、分析結果の出力(組合せ票、山積み表の作成・保存)まで簡単に行えます。「Mobile OTRS」を使用して作業分析を行うことによって、ビデオやエクセルを使用した場合と比較して1/4に、「OTRS10」と比較しても1/2と、圧倒的な時間の短縮を実現しました。また、作業分析だけではなく、「Mobile OTRS」の動画を使用したマニュアルの作成によって、人材育成のツールとしても活用いただけます。これだけの機能を搭載していますが、使い勝手の良さにもこだわり、使用方法を学習しなくとも直感的に操作することができます。
(左図:作業分析の活用例。撮影した動画から要素時間を計測できる、右図:人材育成としての活用例。比較再生機能でベテランと新人の作業者との比較によって、技術伝承がスムーズに。)
実際に「Mobile OTRS」は2022年6月のリリースに先立って、2021年6月よりトヨタ自動車のカイゼン活動で利用されていますが、『TPSのデジタル化推進に最適な道具』と高い評価をいただいています。
従来の「OTRS10」は、製造業のみならず、サービス業界や教育界、ひいては国外の工場でもご活用いただいていますので、今後、「Mobile OTRS」もさまざまな業種・業界における生産性向上や働き方改革等にご活用いただき、DXを通じてユーザー企業の発展とともに、日本が誇る「ものづくり」の技術伝承、および進化に寄与してまいります。
「Mobile OTRS®︎」についての詳細は、下記のURLよりご覧くださいませ。
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