提供サービスの今後の成長性
企業について2020年5月20日 公開
業界での立ち位置と今後の成長性について教えて下さい。
ブロードリーフは自社開発の業務ソフトウェアをはじめ、様々なITサービスをおよそ4万社の企業に提供しています。
その大半のお客様が自動車アフターマーケットの事業者であり、円滑かつ効率的な事業運営に欠かせない基幹業務システムとしてご利用いただいております。
その中でも特に「部品の特定」という機能が強みになっております。
自動車を1台造るためには、およそ3万点の部品が必要になります。
修理などの理由により部品を交換する場合、必要となる部品の情報を調べるのは手間のかかる作業です。
この手間を省くために、独自の「BLコード」を使ってすべてのメーカー・車種の部品を検索できるようにしています。
一般的に、人口が減少している日本では国内消費は縮小していく傾向にあります。
このような相関関係は多くの業界に当てはまりますが、中には例外もございます。
その一つが自動車業界です。
特に、自動車アフターマーケットは以下のような理由によって、これからも成長が見込める業界です。
① 自動車保有台数の増加
国土交通省の発表によれば、令和2年2月末現在の自動車保有車両数を前年同月と比べると、0.13%増加しております。(国土交通省 自動車保有車両数統計より)
参考:https://www.mlit.go.jp/common/001352684.pdf
また、一般財団法人自動車検査登録情報協会が公表している自動車保有台数推移表によると、この増加は一時的なものではなく、ここ数年においても増加傾向であることが分かります。
すなわち、自動車の数は減少するどころか年々増えております。
参考:https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000ogxg-att/(1).pdf
② リース車などの商用車の増加
近年、カーシェアリングや自動運転など、新技術の影響により商用車の市場規模は拡大を続けています。
商用車は乗用車と比較して車検の頻度が多く、中には1年に1回の車検が必要となるケースもございます。
自動車アフターマーケットのリーディングカンパニーである当社としては、商用車の増加がマーケットの成長に大きく寄与すると考えています。
③ 自動運転車の点検を見据えた新制度の施行
自動車技術の電子化や高度化に伴い、自動ブレーキなどに使用される前方を監視するカメラやレーダーなどの調整や自動運行装置の整備が安全運転を支える要となります。
そのため、特定整備制度という新たな制度が令和2年4月からスタートしました。
従来の車検で行われていたエンジンやブレーキなどを取り外して行う「分解整備」に加え、新たに電子制御装置などの整備も実施されるようになるため、当社のサービスにおいても新たなニーズが生まれております。
④ 新しい生活様式への変化
withコロナという言葉が生まれたように、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって私たちの生活様式やニーズには今までとは異なる点がみえてきました。
これからは、公共交通機関を利用したくないなどの理由から、自動車がさらに普及する可能性も考えられます。
このような理由から、当社が主軸としている自動車アフターマーケット業界の市場規模は拡大を続け、当社のビジネスチャンスは広がっていくと言えます。
当社のホームページでは、今後の経営計画について詳細にご説明しております。
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