有給休暇の取得実態は?
有給休暇2024年12月18日 公開
採用サイトに記載されている有給休暇の取得率が50%を切っていました。「有給を取る人が少なく、申請しずらい雰囲気なのではないか」 「有給を取ると休み明けに仕事が溜まってしまい、有給を取らないのではないか」などの要因を考えたのですが実際はどうなんでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
採用サイトに記載した数字は、年度途中入社で、付与された有給を取得できる期間が1年未満の社員も含めた数値で算出しておりますので、50%を切った形で提示をしておりました。
今回、問い合わせをいただいた内容を踏まえ、採用サイトの数字について厚生労働省が公式に提示している有給消化率の求め方に準じて修正をすることといたしました。
通年で有給休暇を使用できる社員の取得率は、2022年度62.0%、2023年度62.1%と、厚生労働省の令和5年就労条件総合調査結果の平均取得日数と同等であり※、社内には有給休暇を申請しにくい雰囲気も無いと考えております。
新人社員の取得率が伸びにくい背景には、弊社が新卒・中途ともに採用を強化していることがございます。
新卒入社の社員や、年度終盤に初回付与を受けた中途採用者は、有給休暇の付与日数自体が少なく、毎年度の取得率算定期間が終了する年度末までに多くの休みを取れないケースもございます。
このように採用を強化している弊社では「入社時期」「有給付与のタイミング」などの要因から取得率が実態よりも低く見えている可能性がございます。
なお、有給休暇の申請は、勤怠システム上で簡潔に済ませられます。
当然ながら、会社が一方的に取得を拒むことはいたしません。
社内には有給休暇を申請しにくい雰囲気もなく、どの部署でも毎月のように誰かが有給休暇を取得している状況です。
加えて、ほぼすべての業務は属人的な性質を持たないため、担当者が不在であっても代理対応が可能です。
休暇明けに仕事が山積みになっているということもございませんので、不安なくリフレッシュできます。
今後も有給休暇の取得促進を図り、心身共にメリハリのある働き方ができる環境づくりに取り組んでまいります。