
残業時間について
残業2025年8月22日 公開

施工管理職は残業が多いという印象があります。御社では、実際の残業時間はどの程度なのでしょうか?残業の要因や削減に向けた取り組みについても知りたいです。
ご質問をいただきありがとうございます。
残業の削減は、社員の働きやすさを高めるために重要な取り組みと受け止めています。
弊社における2024年度の施工管理者の平均残業時間は24時間51分です。
これは、厚生労働省が公表している全産業の平均残業時間(月13.5時間)(※1)と比較すると多い状況ですが、施工管理職に特化した民間の調査(※2)では平均51.3時間というデータもあり、業界水準と比較した場合は少ない傾向にあります。
施工管理職は現場の状況によって残業が発生しやすく、業界の特性上他の職種と比べてやや長くなる傾向があります。
要因としては、職人が定時に退勤した後の現場確認や、翌朝に向けた準備、天候不良・設計変更・資材遅延など突発的な要因による工程の調整等が挙げられます。
特に工期が逼迫する場面では、やむを得ず休日対応が必要になるケースもあります。
弊社でもこの状況を重要な課題と受け止めており、業務負荷を軽減できるよう、さまざまな工夫を重ねています。
例えば、工期設定そのものに余裕をもたせるよう発注者と調整を図ったり、土曜日出勤が必要な際は交代制を導入して休日出勤手当の支給や振替休日の確実な取得を徹底したりするなど、所定労働時間の適正な管理に努めています。
これからも、現場の実情を踏まえつつ、無理のない勤務環境の整備に向けて取り組んでまいります。