
事業の安定性について
会社の将来性2025年8月26日 公開

メーカーとして、景気や鋼材価格の影響を受けやすいと聞きました。事業の安定性はどのように考えていますか?
ご質問いただきありがとうございます。
鋼材価格は市況により上下動を繰り返し、単年ベースでは有利・不利いずれの影響も受けますが、長期で見ると影響は平準化すると考えています。
最も資材価格高騰の影響を受けた期でも営業黒字を確保しており、直近30年で最終赤字となったのはリーマンショックの影響を受けた2011年のみです。
価格改定やコスト対応を含め、変動局面でも利益を残せる体制を維持しています。
弊社の管理会計上の2024年度の売上高は約185億円相当です。
現在は190億円規模での推移を想定しており、2030年までに210億円超を目指す中期計画を策定しています。
あわせて、事業ポートフォリオを見直し、住宅分野に加えて建物改修・リニューアル分野を強化しています。
環境配慮ニーズ(CO2削減やSDGs関連の動き)を背景に改修需要は拡大傾向にあり、こうした市場機会を取り込むことで年率10〜15%の成長を見込んでいます。
創業70年以上で培った無形資産を再評価しながら、複数の収益源を組み合わせることで外部環境に左右されにくい強固な経営基盤づくりを進めてまいります。