
企業の将来性について
会社の将来性2025年5月21日 公開

建築業界の需要は減っていくようにも感じますが、将来を見据えた取り組みはあるのでしょうか?
ご質問をいただきありがとうございます。
弊社は鉄骨階段の製造という、特化した分野において、長年にわたり安定した受注基盤と技術力を築いてきました。
しかし、その専門性に甘んじることなく、現在は経営の持続性と環境変化への適応力を高めるために、事業ポートフォリオの再構成を進めております。
その一例が、リニューアル事業と住宅用鉄骨階段への注力です。
スクラップアンドビルドに頼る時代から、既存建物を活かす再生型の需要が高まるなかで、当社はその変化を見据え、再開発や補修分野に対応できる体制を整えてきました。
住宅領域では、富裕層の注文住宅向けにデザイン性と機能性を兼ね備えた高付加価値製品の開発・提供を行っており、安定収益の柱として育てております。
こうした方針は、中期経営計画においても明確に位置付けており、単一事業への依存を避け、多様な収益源を構築することで、どのような環境変化にも対応できる経営基盤を目指しております。
また、新規事業創出に向けた社員主体の取り組みも始動しています。
社内における新規事業プロジェクト制度を通じて、社員自らがテーマを掲げ、研修機関での学習や、チームでの検討を重ねる仕組みを整備しました。
すでに複数のチームが動き出しており、今後は新たな事業の芽が社内から生まれることも期待しています。
今後も技術に裏打ちされた信頼と、変化を恐れず挑戦する姿勢を両立させながら、長期的に成長し続けられる企業を目指してまいります。