
働きがいについて
やりがい2025年7月16日 公開

「日々の業務をこなすのが精一杯で、働きがいまで感じることは難しい」という投稿を見ました。介護職の方はどのような点にやりがいや働きがいを感じているか教えてください。
ご質問をいただきありがとうございます。
介護の仕事は、決して楽なことばかりではありません。
しかしながら、その中で得られるやりがいは、他の仕事では味わえない特別なものと考えております。
当社では、ご利用者様の「笑顔が増えた」「できることが増えた」といった日々の変化に寄り添い、職員がやりがいを実感できる環境づくりに取り組んでおります。
介護職の主な業務には、ご利用者様の日常生活の支援(食事・入浴・排泄・移動など)をはじめ、レクリエーションや会話を通じた精神的ケア、ご家族やケアマネジャーとの連携、チームでのケース検討や記録作成など、多岐にわたる内容が含まれています。
こうした日々の業務の中で、「働きがい」につながる要素として、実際に以下のような職員の声が寄せられています。
・「ありがとう、また来てね」と笑顔で言われたとき、感謝を直接受け取る喜びを得られる。
・認知症の方が自分の名前を覚えてくれた瞬間、自分の存在意義を実感する。
・夜勤中の緊急対応を乗り越えた際に、仲間との強い一体感を味わえる。
・初めて自分が担当したご利用者様が歩行できるようになったとき、自らの成長を感じられる。
また、「資格を取得したことで、ケアマネとの連携やご家族対応にも積極的に関われるようになり、仕事の幅が広がった」といった声もあり、スキルアップが働きがいにつながっていることも特徴です。
職員がやりがいをもって働けるよう、当社では資格取得支援制度や毎月の施設内研修を整備し、努力や成果に応じてキャリアアップを目指せる環境を用意しています。
また、業務改善や施設運営に職員が主体的に関われる委員会活動も行っており、自分の意見が現場に反映される体制づくりも進めています。
働きがいは一人ひとり異なりますが、「自分の関わりが誰かの笑顔につながる」「努力した分だけ評価される」という実感を得られる職場こそが、当社が最も大切にしている価値の一つです。
今後も、単に業務をこなすだけで終わるのではなく、「やりがい」や「達成感」が日々の業務の中に感じられる職場環境づくりを推進してまいります。
一人でも多くの職員が「この仕事をしていて良かった」と思える瞬間に出会えるよう、制度・教育・人間関係の全てにおいて改善と対話を重ねていく所存です。