
事業の計画性について
企業の方針2025年6月2日 公開

「人手不足にも関わらず、営業がどんどん仕事を引き受けるため、首が回らない状況がある。自社工場も各所に立てて無理に稼働させている」という口コミを見ました。事業の計画性が不足しているのでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
無計画に受注をすることはなく、社内には営業・製造はもちろん、仕入れを担当する調達、人手を確保する採用のチームがあります。
それらのチームが一体となって仕事を受注する中で、営業が勝手に受注することはございません。
しかしながら、製造過程の当初においては、実際の品質が当初計画していた水準と乖離することがあります。
このような状況が生じるのは、生産体制の習熟度のギャップによるものですが、結果として計画性に欠けると見られてしまう可能性があります。
この口コミを書かれた方については、このような印象を抱かせてしまったことを心苦しく思います。
当社が携わるプロジェクトは、人を採用してから突然に熟練度が上がるものではありません。
個人やチームが強くなるまでには相応の時間を要しますが、経験を積むことで個人のスキルが高まり、チーム力も高まります。
経験曲線効果が高まれば、個人のキャリア形成につながり、チームとしても効率の向上とコストの低減がされ、安定的な生産に繋がります。
なお、弊社の事業のうち半導体製造において業界全体的に人手不足が深刻で、自社採用だけで人員を賄うのは非常に困難です。
そのため、製造現場においては、クライアント様の指揮系統に則った上で派遣社員の方にも来ていただき、チームを形成しております。
今後も適正な人員配置のもとで経験曲線効果を追求し、持続可能な事業運営を心がけてまいります。