独自の事業戦略と次世代モビリティへの対応について
経営方針・事業内容2026年8月25日 公開
EV化や自動運転など次世代モビリティへのシフトが進んでいますが、貴社は経営戦略・生産現場の両面でどのように対応されているのでしょうか。
弊社は、自動車業界が「100年に一度」と言われる大変革期を迎える中、経営戦略と生産現場の両面から次世代モビリティシフトへの対応を進めております。
「EV化が進めば、部品を作る仕事自体がなくなるのではないか」というご懸念の声を耳にすることがあります。
しかし、動力源がガソリンであれモーターであれ、車両には部品同士をつなぎ、支える「ブラケット」や「ボディ補強部品」が必要であり続けます。
弊社が担っているのは、まさにこの領域です。
経営の面では、「小さな池の大きな魚になれ」という考え方のもと、大手が参入しにくい小物プレス部品という特定領域に経営資源を集中し、2022年春には「小物プレス部品の世界でNo.1」を目指す新たな会社方針を策定いたしました。
単に「部品を作る」サプライヤーにとどまらず、設計・生産・品質保証までを一貫して担う「システムメーカー」への進化を目指し、お客様のニーズを踏まえて自社のものづくりに最適な図面を提案する体制へ移行するなど、より上流の工程への関与を強めております。
海外展開につきましても、コストミニマムラインという独自の生産技術体系を各拠点に展開することで、初期投資リスクを抑えながら着実にグローバル対応力を高める戦略をとっております。
こうした経営戦略を実現する裏付けとして、生産現場の技術そのものの変革にも力を入れております。
プレス部品の一貫完全自動生産への転換を進め、原料の投入から加工、検査に至るまでの工程を自動化ラインとしてつなげることで、次世代の車両に求められる高い精度と生産効率の両立を目指しております。
その中核を担う岡崎工場については、老朽化した設備を入れ替えるだけでなく、次の10年を見据えた生産技術体系そのものを再構築する全面刷新プロジェクトを進行中です。
金型に関しても、生産設備の設計から製作までを自社で完結させており、金型自動設計とバーチャルトライによる工程・品質検証を行う自社独自の設計ソフトを活用することで、通常38日かかる金型製作を最短6日間まで短縮するなど、リードタイムの短縮と技術継承の両立を図っております。
車が電動化・自動化されても、私たちの事業の居場所を自ら切り拓いていく。
経営の方向性と現場の技術力を両輪として、これからも新しい世界へ進んでまいります。