
経営層について
経営陣2025年12月5日 公開

経営層の考え方や、会社としての今後の方向性は、社員にどのように共有されていますか? また、社員の声を経営に反映するための仕組みについても教えてください。
ご質問いただきありがとうございます。
弊社では経営層の考えや今後の方向性を一方的に示すのではなく、社員と共有しながら形にしていくことを大切にしています。
まず、全社アンケートを通じて「会社を10年後にどうしていきたいか」という意見を幅広く集め、その内容をもとに10年ビジョンを策定しました。
社員から寄せられた声の中には、将来像だけでなく「こうありたい」「こう行動したい」という日々の姿勢に関わる内容も多く含まれており、それらを整理・アレンジしたうえで、経営層・リーダー・社員それぞれに対する行動指針として明文化しています。
この行動指針は経営トップ個人の価値観ではなく、社員全体からの意見に基づいてつくられたものです。
会社としてどこに向かうのか、そのためにどう振る舞うべきかという考え方が、経営層から現場まで共通言語として可視化されています。
また弊社では、社員の声を経営に反映してPDCAサイクルを回すことを課題と捉え、経営層からの発信と社員へのフィードバックの場となる「総合会議」を年2回実施しています。
具体的には、4月には来期の方針や計画を、12月には半期の振返りと次期方針について、社員全員と共有しています。
総合会議では、社長や役員も同席するなかで各部署やグループから発表を行い、経営層と社員の間で直接、会社の現状や今後のビジョンを共有する重要な機会になっています。
ほかにも、社員アンケートや委員会活動などを通じて意見を吸い上げる場を継続的に設けており、そこで出た内容はビジョンや指針の見直し、今後の方針検討の材料として活用しています。
経営層は現場の細かなオペレーションに過度に介入するのではなく、社員が主体的に判断・行動できる環境を整える役割を担い、中長期の方向性づくりに集中しています。
今後もこのような活動を継続し、経営層の発信と社員の声を行き来させながら、会社としての判断軸を共有していくことを続けてまいります。
