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株式会社昭栄美術

展示会・イベント等に関する企画、設計、製作、施工および運営

東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー25F

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2025年5月21日 公開昭栄美術がコロナ禍からV字回復できた理由とは?事業の特徴・魅力や実績について小林大輝社長にインタビュー

PR インタビュー

展示会やイベントの企画・設計から、製作、施工、さらには運営までをワンストップで手掛ける株式会社昭栄美術。

1979年(昭和54年)の創業以来、顧客からの厚い信頼と多くの実績を築いてきました。

そんな同社もコロナ禍には窮地に立たされたといいます。しかし、コロナ収束後には経常利益が2.8倍にアップ。

コロナ禍のどん底から業績を回復できた理由とは?
その秘策や事業の強み、これまでの実績などについて、代表取締役社長である小林大輝氏にお話を伺いました。

 

ー貴社の事業内容についてお聞かせください。
株式会社昭栄美術

昭栄美術は、業界団体や企業が主催する展示会やイベントのブース製作やポップアップストア、ショールームの内装などの空間デザインを手掛けています。

主軸事業である展示会やイベントのブース製作をはじめ、すべての事業において、プランニングからデザイン、製作、施工、設置までをワンストップで提供しています。

また、当日使用する機材の準備や映像コンテンツの製作、運営スタッフの手配も可能です。

じつは、業界ではアウトソーシングしている会社も多く、人材不足などの外的要因によってサービスの品質が一定しないこともあります。

弊社が構築した製販一体のビジネスモデルは、サービスの品質が安定しているだけではなく、ご満足いただけるサービスの提供が可能です。
サービスの満足度の高さから、顧客の約9割がリピーターとなっています。

また、業務を効率化するため、運搬用のトラックも弊社のオリジナルです。

製作・ブースをある程度、組み立てた状態で会場に搬入するために荷台のサイズを特注しています。

運搬についても、その日限りの日雇いではなく、専属ドライバーを雇用し、(一部外注あり)適切かつ柔軟にプロジェクトを遂行しています。
弊社は、製販一体だからこそ「不可能を可能にする」ことが可能です。

 

ーこれまでの実績などについてお聞かせください。

1979年(昭和54年)に現会長と宮大工の2名で創業した小さな木工制作会社としてスタートした弊社は、おかげさまで現在年間3000件ほどの案件をご依頼いただいています。

大手広告代理店から直接取引のクライアントまで、さまざまな業界・業種の商品やサービスの魅力が最大限に伝わる空間を作るため、各チームが連携し、一丸となって取り組んでいます。

弊社の公式サイトでは、これまでの製作実績を掲載していますので、ぜひご覧ください。

▷株式会社昭栄美術の実績一覧はこちら

実績紹介 一覧 - 株式会社 昭栄美術

昭栄美術の実績紹介ページです。年間約3,000件の展示会・イベント・プライベートショー案件の一部をご確認いただけます

 

ーコロナ禍により悪化した業績をV字回復し、過去最高利益額と率を出したとのことですが、どのような施策を行ったのかをお聞かせください。

コロナ禍は展示会などの対面イベントが中止となり、業界は大きなダメージを受けました。
もちろん弊社も非常に厳しい状況でした。

業績がV字回復に繋がったと考えられる施策は2つあります。
1つめは「筋肉質な組織作り」です。

コロナ禍において、同業者の多くはデジタル化を進めるなど、外部に向けた施策を行っていました。
しかし、弊社は外ではなく、内側に目を向けました。

社員1人ひとりの能力を高めることで、組織がさらに強固なものになると考えたのです。

筋肉質な組織を作るための取り組みとして実施したのが、社内でのジョブローテーションによる社内研修です。

製作は営業に、営業は製作になど、他部署で研修を受けることで、社員1人ひとりの知識を高めました。

他部署が自部署の為に何をしているのか、次工程・前工程を知ることでより自分の働き方を考えられる。
仲間の為に考えられるようになりました。
これにより、顧客に価値の高いサービスを提供できるようになっただけでなく、社内の連携がさらに深まりました。

2つめは、コロナ禍における有益な情報を提供したことです。

コロナ禍になる直前に完成した「SHOEIベイスタジオ」を開放し、顧客だけでなく、競合他社に向けて内覧会を開催しました。

内覧会では、イベントの成功事例や会場での感染症対策など、弊社のノウハウを惜しむことなく紹介しました。

顧客だけでなく、競合他社にもノウハウを提供した理由は「低迷した業界を盛り上げたい」「弊社だけでなく、他社にも強くなって欲しい」という想いからです。

結果的に、見返りを求めない弊社の「ギブ&ギブ」の姿勢が顧客からの信頼に繋がり、コロナ禍が明けた頃に多くの発注を頂けました。

そして、筋肉質な組織になっていたからこそ、顧客のあらゆる要望にも応えられたことが、リピートに繋がり、業績をV字回復できたのだと思います。

株式会社昭栄美術

 

ー2019年に千葉県市川市に建設した「SHOEIベイスタジオ」についてお教えください。

「SHOEIベイスタジオ」は、昭栄美術の要です。

それまで県内に点在していた3つのスタジオを統括することで、さらなる効率化、部署間の連携を強化しています。

幕張メッセや東京ビッグサイトなどの大規模イベント会場からもほど近く、敷地面積は27,000平米。
サッカーコート5面分という、日本最大級の規模を誇ります。

SHOEIベイスタジオでは、ディスプレイ製作に必要な資材やイベントで必要な機材や備品、什器などの保管や管理だけでなく、ブースの仮組ができる広大なスペースもあります。

イベント前に検証が可能なため、精度はもちろん、クライアントの満足度の向上にも繋がっています。

 

ーSHOEIベイスタジオでは、新たなプロジェクトに挑戦しているとお聞きしました。どのような試みでしょうか?
株式会社昭栄美術

SHOEIベイスタジオには、日本最大級の3Dプリンターを導入しています。

大型3Dプリンターを導入した理由は、サステナビリティへの取り組みの強化です。

かねてから5S活動(「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」)や3R(「リデュース」「リユース」「リサイクル)」)に取り組んでいましたが、アップサイクル率をさらに上げたいと考えていました。

弊社は、イベントで使用した資材を回収し、8割をリユース・リデュースしていますが、再利用が困難な素材もありました。
その素材を再利用する方法として辿り着いたのが3Dプリンターです。

回収した廃材を粉砕して、ペレット状にすることにより、3Dプリンターの原材料として再利用できます。
3Dプリンターで生成した造形物は、使用後に回収して再度、3Dプリンターの原材料になります。

資源を循環させる「循環型ディスプレイ」の実現によって、弊社だけでなく、企業が抱える廃材にも価値を付与することが可能になりました。

この循環型ディスプレイを多くの人に知ってもらうことで「作って、壊して、捨てる」という業界のマイナスイメージを払拭するとともに、環境に配慮したものづくりにさらに注力していきたいと考えています。

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