コンプライアンスについて
企業の方針2022年4月26日 公開
私が以前勤めていたとき、障害をお持ちの利用者に対し、賃金に見合わない仕事を提供していました。コンプライアンス的にどうなのかと疑問を感じながら働いていたのを覚えています。
貴重なご意見をいただきありがとうございます。
当社は就労継続支援A型事業所です。福祉事業所であり、会社です。
利用者の方々とは労働基準法に基づき雇用契約を結び、みなさんが真剣に仕事に向き合い、作業ができるようにサポートしています。
当社では施設内・施設外作業において、100種類以上と非常に多くの仕事があり、様々な業種や働き方を経験することができます。
利用者の方にとって「得意・不得意」「好き・嫌い」「合う・合わない」を知っていただくことが目的です。
とにかく多種多様な職種があるため、職員の方から見て少し疑問を感じる作業も中にはあるかもしれませんが、利用者の方にとってはどの仕事も経験になり、働くことへの意欲に繋がります。
また、「働く」ということは社会に対して利益を生み出すことであり、会社として利益を確保することは重要です。
利用者のみなさまにも、「社会との繋がり」を感じてもらい、社会で「働く」ことを経験し、健全者の方々と同じように生活することが大切だと考えています。
その点、ご理解いただけますと幸いです。
日本における福祉制度は欧米に比べ、まだ遅れています。
差別意識を持っている方や、健全者に比べてチャレンジする環境が少ないと感じられている方も多いかと思います。
そのような障がい者の方々が、「社会との繋がり」「仲間との絆」「働くことの楽しさ」を知り、体験する環境を提供することで「自己実現」につながると考えています。
自己実現をして喜びを感じ、「私は不幸ではない」と認識していただくお手伝いをするのが私達の仕事です。