
今後の展望について
会社の将来性2025年8月6日 公開

「多岐にサービス展開しているが、浅く広いためどこに向かっていくのか不透明だと感じた」というような口コミを見たのですが、一方で今後の展望についてもいくつか前向きな記事を拝見しています。実際には今後どのような展開を考えていらっしゃるのですか?
ご質問いただきありがとうございます。
弊社ではこれまで、SGホールディングスグループの強みを活かし、オフィス移転や引っ越し、家具・家電の設置など、多岐にわたる「輸送+α」のソリューションを提供してまいりました。
この幅広い事業展開は、お客さまの多様なニーズに応えるための様々な可能性を模索し、挑戦を繰り返してきた証でもあります。
特にコロナ禍においては、家電業界の活況と共に2021年度に最高益を更新するなど、社会の変化に合わせて事業を柔軟に展開してまいりました。
その中で、私たちは企業としてさらに成長していくための、新たな柱となる事業の確立に注力すべきであると考え、約5年前から事業の整理に取り組んできました。
そして現在は「静脈物流=消費者から生産者側へ向かう物流」を新たな事業の柱として確立することに力を入れています。
これは、大型家具の配送や移転の際に発生する不要品をリユース・リサイクルする仕組みを構築し、持続可能な循環型社会の形成に貢献していくという、社会的な意義の大きい取り組みです。
静脈物流の確立に向けて、私たちはリユース業界・リサイクル業界の協業パートナーを積極的に増やしており、回収インフラや販売・買取における連携を強化しています。
また、社内においても支援部署を設立し、全社を挙げてこの新領域事業を推進しています。
社会貢献性の高いこの事業には大きなやりがいがあり、リユース業界からの転職者も増加傾向にあるなど、従業員のモチベーションも向上しています。
事業方針や会社の状況については、経営方針説明会や各部署での説明を通じて、従業員に丁寧かつ詳細に伝達しています。
その結果、以前と比較して「信頼性の高い静脈物流を事業の柱にしていこう」という認識が社内で共有できているのではないかと考えています。
弊社では今後、静脈物流と既存の動脈物流(生産者から消費者へ向かう物流)をシームレスに連携させる「循環型物流」を担うことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
これは、50兆円ともいわれる巨大な静脈物流市場において主要プレイヤーとなる大きな挑戦であり、未来に向けた確かな方向性です。
引き続き、挑戦を恐れず、社会に貢献できる新たな価値創造に邁進してまいります。