
夜間運転における安全対策について
職場環境2025年10月15日 公開

社員の安全確保を最優先に考え、特に車の夜間運転時の事故防止には力を入れていらっしゃると伺いました。具体的にどのような対策や工夫をされているのか、ぜひ教えてください。
ご質問をいただきありがとうございます。
鉄道インフラの安全を守る業務は深夜帯に始まるため、社用車で現場に向かう場合も少なくありません。
社員の安全確保は事業の根幹を成す最優先事項で、安全対策はハード面及びソフト面の両面で対策を講じています。
ハード面においては以下のとおり環境面を整えています。
・各職場には仮眠室を完備し、運転前に少しでも休養を取れる環境の整備
・運転者の眠気をセンサーで検知し、音声で警告する装置を導入
・車線逸脱を知らせる警報システムなどの活用
一方、ソフト面においては以下のルール等を講じています。
・長距離運転が想定される場合は計画的に休憩予定場所を設定し、確実な休息の義務付け
・必要に応じた運転手の交代による身体的負担を軽減
・眠気覚ましのコーヒーなどの購入代金は会社が負担し、社員が気軽にリフレッシュできるような配慮
安全対策の教育としては事故防止を啓発する社員教育も重視し、新入社員研修では安全運転教育を行っています。
また、JR安全研究所の専門家を招き、質の高い睡眠のとり方や体内リズムの整え方など、心身のコンディション維持に役立つ知識を学べる社内講習も開催しています。
