技術力の向上について
企業の方針2024年4月5日 公開
技術力を高めるため、どんなことに取り組んでいますか。
ご質問をいただきありがとうございます。
お客様のニーズに寄り添った改善提案ができる技術集団となることを目指し、高度専門技術者育成などに取り組んでいます。
軌道部門では、線路の歪みを整える大型保守用機械のマルチプルタイタンパー(MTT)や、レール表面を削正することで騒音抑制やレールの長寿命化を図るレール削正車をオペレーションするための高度技術教育を実施しています。
MTTによる軌道整備では、施工計画の立案から現場施工、施工結果の確認まで当社が一貫して実施することを通じて技術力の向上を図り、安全で効率的かつ高品質な施工に取り組んでいます。
特にMTT軌道整備に関わる専門技術は国内屈指の技術力を有していると自負しており、JR西日本以外の鉄道事業者からも高い評価をいただいています。
また、JR西日本管内で作業するこれらの大型保守用機械は弊社が保有しており、必要なメンテナンスも自ら実施しています。機械の故障傾向を踏まえ、未然に防ぐ予防保全や、機械本来の機能を最大限発揮させる効率的な機械保全を実現できる人材の育成を行っています。
構造物部門においては、橋梁・トンネルなどの健全性を診断できる専門技術者の教育を実施しています。最近では社会的なニーズの高まりから鉄道を跨ぐこ線橋や鉄道に近接する道路橋の点検など、JR西日本の鉄道構造物以外に対する受注機会も増加しており、各方面より弊社の技術力を求めていただいております。
鉄道施設の保守に対する技術力と提案力のある「施設の総合技術集団」を目指し、今後も技術力の向上に努めてまいります。