
仕事のやりがいと成長機会について
やりがい2025年10月27日 公開

製造業の仕事は、同じ作業の繰り返しで働きがいを感じにくいという話を聞くことがあります。貴社では、日々の業務の中でどのようにやりがいを見つけたり、成長したりすることができるのか教えてください。
ご質問いただきありがとうございます。
製品の信頼性は、一貫した正確な作業の積み重ねによって生まれます。
これは、製品の信頼性を支える、決して揺らいではならない土台です。
そのため、確かに同じ作業が一定発生することは否定できませんので、そのように思われる場面もあるかもしれません。
一方で弊社の製品は、決して単純な作業の繰り返しのみで完成するものではありません。
弊社では、その重要な役割を担う社員が、日々の業務に誇りと成長実感を持てるような環境づくりを重視しています。
例えば、2024年から生産部門に特化した新たな人財育成体系を導入しました。
新入社員向けの品質基礎教育に始まり、等級が上がるごとに品質改善手法(QC7つ道具)や生産管理などを体系的に学び、将来のリーダーを目指せるステップを用意しています。
また、職場や担当部品が変わることで、年々担当できる範囲が広がり、自身の成長を実感する機会もあります。
日々の業務においても、社員が主体的に関われる仕組みがあります。
業務改善提案制度やQCサークル活動が活発で、優れた提案やチームは本社にて表彰されます。
この賞は、単に作業を繰り返すだけでなく、自ら考えて工夫する姿勢が評価されますので、
モチベーションを高めてくれる社員が一人でも増えてくれたらと願っています。
そして、何より大きなやりがいとなるのが、自分たちの仕事の成果を身近に感じられることです。
弊社の製品は、国内の多くの自動車に搭載されています。
街で走るクルマが日常的に目に入ることこそが、安全を自分たちの技術が支えているという実感や、大きな誇り、そして責任感にも繋がるのではないかと考えています。
今後も、社員全員が自身の成長を実感し、誇りを持って働ける企業を目指してまいります。
