
残業時間と働き方改革について
残業2025年10月27日 公開

残業時間削減に力を入れて取り組んでいると説明会でうかがいました。具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか。また、平均残業時間についても教えてください。
ご質問いただきありがとうございます。
自動車部品業界の特性上、お客様からの急な設計変更や製品への問い合わせに対応するため、残業が発生することもあります。
一方で、恒常的に長時間の残業が続く状況ではなく、プロジェクトの時期等によって繁閑の差があるのが実情です。
弊社の残業時間と、その削減に向けた取り組みについてご説明します。
まず、月平均の残業時間は直近3ヶ月の平均実績が16時間、均すと1日あたり1時間程度のようなイメージです。
この数値を前提としつつ、現在は全社を挙げて働き方改革を推進しております。
具体的な取り組みとして、パソコンが19時25分に自動シャットダウンするシステムや、毎週水曜日の「ノー残業デー」といった、終業時間への意識を高められるような仕組みを設けています。
それと同時に、業務そのものの効率化も重視しています。
各職場でのQC活動(品質管理活動)による地道な改善を継続する一方、点検作業報告書のペーパーレス化などを進めることにより、社員が別の業務に時間を割くことができ退社時間を早める等の改善が見られています。
また、繁忙期などには派遣社員や技能実習生の方にも協力を仰ぎ、一人ひとりの業務負荷を平準化、ならびに残業時間の削減に努めています。
これらの多角的な取り組みにより、社員自身が対応すべき業務や身体的負担の大きい作業が削減されただけでなく、製品の品質も安定してきました。
結果として、急な不具合への対応に要する時間も減少し、さらなる残業時間の削減に繋がっています。
現在、2025年度から3年間の中期事業計画において、全社的な「作業工数の削減」を具体的な目標として掲げています。
各部署で作業効率化を重点的に推進しており、会社全体としてより一層、生産性向上に取り組む風土が醸成されているのではないかと考えています。
今後も、社員全員が心身ともに健康で、いきいきと働き続けられる職場環境の実現に向け、継続的に改善に努めてまいります。
