避妊去勢手術について
サービスについて2022年12月13日 公開
貴団体は避妊去勢手術をしない方針だという記事を見たのですが、そのようにお考えの理由を伺えないでしょうか。
当メディアよりピースワンコ・ジャパンの担当者にインタビューをいたしました。
ペット先進国と呼ばれるドイツには「ティアハイム」という動物保護施設が多数あり、動物の保護や譲渡などを行っています。
ピースワンコ・ジャパンはこの「ティアハイム」をお手本とし、ティアハイムの仕組みを日本風にアレンジした施設を作ろうと考えたそうです。
ティアハイムは生き物本来の機能をなるべく大切にする方針で、すべての犬に一律で避妊・去勢をするということは行っておりません。
ピースワンコ・ジャパンもティアハイムの考えに共感し、犬の尊厳のために一律で避妊去勢手術をするのではなくできる限り本来の機能を残したいと思い、避妊去勢手術は必要な場合を除いて行ってきませんでした。
しかしながら、犬の頭数が年々増えたことで、これまでと同様に犬たちを管理することが難しくなってきたといいます。
施設内での繁殖を防げず、さらに頭数が増えてしまっては、犬の受け入れにも支障をきたし、殺処分が再開される可能性があります。
そうした事態を避けるべく、確実な繁殖制限のために避妊去勢手術を積極的に進めることにしたのだそうです。
現在、ピースワンコ・ジャパンは幼犬、病気、高齢などの理由で手術を受けることができない犬などを除き、大半の犬に避妊去勢手術を施しています。
今でも、避妊去勢手術を行わずありのままの状態でいることの方が、犬たちにとっては望ましいのではないかという思いはあるようです。
一方で、現状の限られた人材・資金・土地の中で不幸な犬を出さないためには避妊去勢手術が必要だという答えに行き着いたのです。
ホームページにも「犬の避妊去勢手術について」というページを設けているので、詳しく知りたい方はこちらもご覧になってください。
https://peace-wanko.jp/hinin.html