
営業力について
職種2025年8月1日 公開

「家を売る経験を積めば、何でも売れるようになる」と、周囲の住宅営業職の方からよく聞くのですが、貴社の営業職はいかがでしょうか?なぜそう思われるのかも含めて教えていただけますでしょうか。
- 回答者
- 山根 正義(ヤマネ マサヨシ)
貴重なご質問をいただきありがとうございます。
確かに業界内でもよく耳にする内容であり、弊社の営業職においても、そのように言っても過言ではないと考えています。
この言葉の本質として、単なる精神論ではなく、弊社の営業だからこそ得られる市場価値の高いスキルがあるということをお伝えできればと思います。
弊社の営業の最大の特徴は、まだ家を買うことを考えていないお客様に、ゼロからアプローチする点です。
カウンターで待つ「販売」でもなく、顧客側からの問い合わせを起点とするインバウンド営業とも異なります。
お客様との対話を通じて、ご自身も気づいていない将来の課題や理想の暮らしを発見し、その解決策として「家を持つ」という選択肢を「創造」することから始まる、極めて高度なスキルが必要とされる営業であると自負しています。
この「0→1」のプロセスが、他にはない成長の源泉です。
このような高いスキルレベルが求められる仕事を通じて、ビジネスパーソンとして不可欠な、以下の3つの能力が実践的に鍛えられると考えています。
1.課題発見・顕在化能力
お客様の言葉にならない願望や漠然とした不安を掘り起こし、明確な「課題」として認識させる力。これは、あらゆるビジネスの起点となる能力です。
2.高度な提案・信頼構築力
数千万円以上の高額な決断を後押しするため、資金計画や資産価値といった論理的な側面と、お客様の人生に寄り添う感情的な信頼、その両方を獲得する高度な提案力。
3.不屈の目標遂行力
断られて当たり前の状況から成果を生み出すために、自らを律して行動し続ける自己管理能力と、粘り強く目標を達成する実行力。
もちろん、法人営業や技術営業とは領域が異なります。
しかし、どんなビジネスの根底にもある「顧客の課題を発見し、解決策を提案し、信頼を得て合意形成する」という本質的なプロセスを、最も厳しい環境で体得できるのが弊社の営業です。
この経験は、将来どのような分野に進んでも通用する、ビジネスパーソンとしての揺るぎない土台となるかと思います。