
マニュアルについて
スキル・キャリアアップ2025年6月5日 公開

「マニュアル通りに進めるだけ」という口コミを見て、あまり成長できないのではないかと、不安になりました。実際の業務ではどれくらい裁量がありますか?
- 回答者
- 山根 正義(ヤマネ マサヨシ)
貴重なご質問をいただきありがとうございます。
「マニュアル通りに進めるだけ」という口コミをご覧になれば、成長の機会についてご不安に感じられるのはごもっともだと思います。
実際の業務における裁量についてご説明いたします。
現在の当社の業務は、職種や業務の性質に応じて、一定の業務フローやマニュアルが整備されている部分もありますが、決して「マニュアルに沿って進めるだけ」ということはありません。
かつて創業期においては、組織体制や業務プロセスが十分に整備されておらず、文字通り「やれることが無限にあった」と言えるかもしれません。
組織も小さく、一人ひとりが複数の業務を兼務することも多く、個人の裁量に委ねられる部分が非常に大きかったのは事実です。
しかし、事業の成長とともに、より効率的かつ安定的に業務を遂行するために、標準化やマニュアル化を進めてまいりました。
これは、組織としての成熟に必要なプロセスであり、決して個々の成長機会を阻害するものではないと考えています。
たとえば営業職では、依然としてお客様との信頼関係構築が最も重要であり、画一的な対応では成果は生まれません。
お客様の状況やニーズに合わせた、自分ならではの提案や創意工夫に基づいたアプローチが不可欠であり、そこには大きな裁量があります。
管理部門においても、業務の正確性と効率性を高めるためのマニュアルは存在しますが、現状維持が目的ではありません。
現場で業務に携わる社員からの改善提案を積極的に受け入れ、より良い制度や運用へと繋げていく風土が根付いています。
実際、多くの業務改善が現場の声から生まれています。
このように、当社では社員一人ひとりが、それぞれの業務特性に応じた裁量の中で、マニュアルを理解しつつも、自身のアイデアや工夫を活かし、最大限に成長できる環境を整えています。
そして弊社は、ある意味体系化された基盤の上であっても、新しい挑戦を生み出すことに積極的な仲間を常に求めています。
これからも「挑戦する心」を持った方々を歓迎し、意欲的に新しいことに取り組む人材が活躍できる場を提供してまいります。
ご自身の個性や能力を発揮し、組織と共に成長していくことに魅力を感じていただける方には、必ずご活躍いただけます。