
働き方は店長の裁量次第
職場環境2025年6月5日 公開

「働き方は各営業所の店長の裁量次第のため、ハードな営業所もあると思う」と口コミにあったのですが、実際に店長の裁量で働き方が大きく変わることはあるのでしょうか?
- 回答者
- 山根 正義(ヤマネ マサヨシ)
貴重なご質問をいただきありがとうございます。
各営業所の店長によって業務の進め方やチームの雰囲気に違いが出る可能性は否定できませんが、社員の働き方が極端に変わることのないよう、全管理職を対象としたコンプライアンス研修や労務管理研修の定期実施、適切な労務管理を行うための具体的なガイドラインの提示等を行っています。
なお、店長の裁量として認められている範囲は、主に営業所の目標達成に向けた戦略立案や、日々の業務における役割分担、顧客対応の方針などです。
一方で、社員の労働時間、休日、休暇に関する基準は全社共通であり、店長の裁量によってこれらが大きく左右されることはありません。
もちろん、繁忙期や特別なプロジェクトなど、一時的に業務量が増加する可能性はありますが、その際のサポート体制(業務効率化のツールの活用状況等)についても全社共通です。
過度な残業が発生していないかどうかは、本社側で定期的にモニタリングしており、残業時間が多い傾向が見られる営業所に対しては、管理部門から直接注意喚起を行うとともに、原因分析と改善策の策定を指示しています。
社員が働き方について意見や懸念を表明できる社内アンケートや匿名相談窓口も設けており、そこで寄せられた声は、本社の人事部門や管理部門が真摯に受け止め、改善に繋げています。
過去には、「営業所によって有給休暇の取得のしやすさに差がある」という意見がきっかけで、様々な調査や施策を実施し、結果的に有給平均取得日数は2020年度の5日から11日という実績に改善しております。
参考までに、厚生労働省の調査結果による不動産業界の平均取得日数は10.6日ですので、業界平均も上回っている状況です。(※)
今後も、定期的なアンケート調査や現場ヒアリングを通じて、各営業所の働き方の実態を把握し、より公平で働きやすい環境の実現に向けて継続的に改善に取り組んでまいります。
また、全社的な研修に加え、今後は各営業所の特性に合わせた、よりきめ細やかなマネジメント研修の実施も検討していきたく思います。