評価制度が不明瞭
年収・給与・評価2024年9月11日 公開
「人事評価制度があいまい」という口コミを見ました。実際にどのように評価をされているのでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
2019年度以前の人事考課は、評価項目が細かく分かりづらい点や、通常の業務では評価し難い項目があるなど、改善が必要な状態でございました。
そのため、社員からの意見や評価者の意見を参考にして、2019年4月から評価制度を刷新いたしました。
なお、評価制度は、人材育成における重要なツールのひとつでございます。
この場ですべてをオープンにする事はできませんが、評価制度と評価の流れについて一部ご説明いたします。
【評価制度について】
■等級号俸制
弊社では等級号俸制を採用しており、1等級から4等級までのそれぞれの等級に対する社員像を明確にしています。
例えば1等級の社員像は「指示された通りに作業ができる」です。
■評価項目
現場作業者の常日頃の職務内容に関連した、「安全」「技能」「収益(効率)」「協調」の4項目で評価を行います。
それぞれ、等級に応じて要求レベルを設定しており、例えば1等級の「安全」の項目であれば「指示に従い安全に作業できる」かどうかで評価をおこないます。
■5段階の評価
等級ごとの評価項目に対して、A~Eの5段階で評価を実施いたします。
現在の等級で求められるレベル、例えば1等級の「安全」については、「指示に従い安全に作業できる」が出来ていればCの評価がつけられます。
不足があればD、欠勤や遅刻が多い場合などはE。上位等級レベルに近い仕事ができればB、上位等級と同様な仕事ができればAとなります。
4項目の評価を点数におきかえ、平均点数からトータルの評価ランクを決定します。
【評価フローについて】
評価は評価者と被評価者の認識のズレが発生せぬように、以下のようにシンプルなフローを採っております。
①本人評価
②直属上司による1次評価
③部門長などによる2次(最終)評価
1次評価では、本人と直属上司で面談を行い、評価のすり合わせをいたします。
考課表にはコメント欄を準備しており、本人は自己アピールや今後の取組みを記入。
評価者からは評価の根拠や改善点、今後頑張ってほしいことなどを記入し、本人と会社での認識のズレを軽減し、相互理解に努めております。
2次評価は、直属上司の評価を参考にしながら、部門長などが最終評価を決定します。
最後に本人へのフィードバックを行い、評価を完了します。
今後も社員からの意見も取り入れつつ、より公正な評価ができるように努めてまいります。